横浜流星が映画「ヴィレッジ」で主演、闇に堕ちた青年役 藤井道人と5度目タッグ

俳優の横浜流星が19日、スターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、数々のヒット作でメガホンを取る藤井道人が監督・オリジナル脚本を務める映画「ヴィレッジ」で主演を務めることが分かった。2023年の全国公開に向けて製作される。

 横浜流星が主演・映画「ヴィレッジ」制作決定【写真:(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会】
横浜流星が主演・映画「ヴィレッジ」制作決定【写真:(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会】

現代社会の闇を投影したサスペンス「身も心も削られた」

 俳優の横浜流星が19日、スターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、数々のヒット作でメガホンを取る藤井道人が監督・オリジナル脚本を務める映画「ヴィレッジ」で主演を務めることが分かった。2023年の全国公開に向けて製作される。

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 本作は、日本人の原風景である「村」という閉ざされた世界に、現代社会の闇を投影したサスペンス・エンターテインメント。主人公・片山優(横浜)は、過去のある事件によって周囲に蔑(さげす)まれながら、“血縁”によって村にとどめ置かれ、“地縁”によって最も憎むべき相手の下で不法な労働に手を染めていく。行き場のない苦悩、落胆、そして怒り。そんな中、あるきっかけで“覚醒”していき、村は予想外の事態を迎えることになる。同調圧力、格差社会、貧困――。本作は現代社会が抱える多くの問題の、きれいごとではない本質を投影し、そこに生きる人間たちのリアルに迫っていく物語だ。

 横浜が藤井監督とタッグを組むのは、ロックバンド・amazarashiの「未来になれなかったあの夜に」のミュージックビデオ、映画「青の帰り道」、「DIVOC-12/名もなき一篇・アンナ」、ドラマ「新聞記者」に続き、本作で5度目となる。今回は“ダークサイドに堕ちた青年”という役柄で、解禁された写真にも、これまでにない横浜の魅力がうかがえる。

 横浜は藤井監督について、「出会いは、今から7年前の映画の打ち上げでした。その後お互い先の仕事が決まっておらず、頑張りましょうなんて話していた矢先に『青の帰り道』でご一緒することができ、その後も定期的に作品を一緒に創り、今回長編で主演を務めさせていただきます。とても感慨深いです。藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です」と語った。

 続けて、「日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています。公開は来年です。お楽しみに」とコメントした。

 藤井監督は、「横浜流星と出会ってもう7年になります。お互い、全く売れていない頃からお互いを鼓舞し合って切磋琢磨(せっさたくま)してきた同志です。そして今回、流星の主演映画を監督できること、とてもうれしく思っています。河村プロデューサーからの今回のお題は『村社会』でした。事なかれ主義、同調圧力、慣例や秩序。とても難しい題材でしたが、今、僕らの周りに起きていること、感じたことを気負わずに書きました。横浜流星という俳優の進化と、素晴らしいキャスト、スタッフの技が詰まった観たことのない映画になっていると思います。是非来年の公開を楽しみにしていてください」と意気込みを語った。

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