古屋呂敏、爆笑の月9撮影現場 綾瀬はるかのおちゃめっぷりに「全員でズッコケでした」

大泉洋演じる“篠田の謎”「僕自身もすごく気になっているんですよ」

 それに、綾瀬のほっこりエピソードを教えてくれた。「綾瀬さんがハワイ島で撮影したCMの話題で、僕は幼い頃からハワイ島と日本を行き来していたので『CMを見た時にすぐ、どこで撮ったか分かりましたよ』と話したら、綾瀬さんは『撮ったよ、ハワイ島出身なんだね』とおっしゃって。そこから僕がハワイ島のよさを10分間ぐらい熱弁したんです。綾瀬さんは撮影に入るためその場を離れる時に、『よかったね、出身がオアフ島で』と。その場にいた監督さんと勝村さんと僕の3人全員でズッコケでした(笑)」とのことだ。

 一方の大泉とのこんな“裏話”も。「勝村さんも綾瀬さんも愛を持って『呂敏はハワイでいきがってる』といじってくださるのですが、そのハワイのくだりを聞いた大泉さんが、共演者の皆さんに僕がいないところで、『呂敏はそんな調子に乗ったキャラではないはずだ!』とおっしゃっていただいたそうなんです。それで、この間控室で大泉さんとお会いした時に、僕がハワイ島の熱い思いをぶつけたら、大泉さんから『あれ、やっぱり、呂敏、ハワイキャラは気に食わないな(笑)』と愛のあるツッコミをいただいて(笑)。ついに僕を守ってくれる存在はいなくなりました(笑)」。なんともほほ笑ましい。

 抜群の“謎解きバディ”の役作りから学ぶことは多く、「僕が初日に入った時に、お二人が現場でも控室でも仲良くお話をされていて、こうやってコンビネーションを醸成していくんだと実感しました。劇中ではけんかのシーンもありますが、息の合ったバディの演技は本当に勉強になります」。また、本作は大泉演じる篠田の正体が大きな謎として視聴者の興味をそそっている。「綾瀬さんと大泉さんの掛け合いは見ていて笑顔になるところがたくさんあります。どうやって事件に向き合っていくのか、謎解きを通して毎回スッキリするので、ワクワク感を追いかけてもらえれば楽しいと思います。それに、僕もまだ篠田がどういう人物なのか分からない。僕自身もすごく気になっているんですよ」。ドラマの今後が楽しみだ。

 個人としてはモデル、カメラマン、映像クリエーターなど多分野で才覚を発揮。表現者としての自身をどう捉えているのか。「役者の時と、制作側の時で、同じベクトルだとどうしてもズレが生じてしまいます。そこの切り替えは、現場現場でちゃんとしようと心がけています。役者としてはそのシーンで監督が求めるもの、その答えをいかに自分らしく見せられるかに集中しています。先輩方を見習いながら、その作品で表現するべきものを表現できるように演じています。ものづくりの時は我をどんどん出します。こだわりや自分の思いをいかに見せられるか、そこが勝負だと思ってやっています」。きりっとした表情で語った。

 エンタメ界でのさらなる飛躍を見据え、「誰かの心に届けることが一番大事。1人でも誰かの心に触れられるものが作れたら幸せが広がっていく、そう思っています。そのためのものづくりができれば」と力を込めた。

□古屋呂敏(ふるや・ろびん)1990年6月2日、京都府生まれ。父はハワイ島出身の日系アメリカ人で、母は日本人。“スラッシュ男子”のコンセプトを掲げ、役者だけでなく、映像クリエーター「ROBIN FURUYA」としても活動。2022年2月にはプロカメラマンとして個人初の写真展を開催。テレビ朝日系「仮面ライダーセイバー」(20~21年)、日本テレビ系「逃亡医F」(22年)に出演。

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