今年7月に上演される舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の製作発表会が17日、都内で行われ、ハリー・ポッター役の藤原竜也、石丸幹二、向井理らが出席した。

　J.K.ローリングによる世界的ヒット作「ハリー・ポッター」シリーズである「死の秘宝」の19年後を舞台化。ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってからの世界を描く。これまでロンドン、ニューヨークなどで上演されており、東京公演はアジアとして初、世界で7番目の上演となる。

　稽古は4月上旬からスタート。100人を超えるカンパニーだが、向井いわく「自己紹介もして一丸となってコミュニケーションがとれているいいチーム」という。

　発表会ではロン役のエハラマサヒロが「配役が発表された日はたくさんLINEも来て、エゴサーチしたら『エハラってwww』『まじウケるwww』って書き込みがあった。最近収録でもまぁまぁスベっていたんで、ウケてよかった」とコメント。エハラのトーク中、目の前に座る藤原からマイクを通さない小さな声で「シーンとしてる」と指摘されたようで、エハラは「藤原竜也がずっとニヤニヤしている。稽古場でも僕がスベるとニヤニヤするんですよ。楽しそうにしてるんですよ」とぼやいて笑わせた。

「使ってみたい魔法」について聞かれたキャスト陣。藤原は「エクスペリアームス」といい、向井は「扉を開ける魔法のアロホモーラ」と回答した。それを聞いた演劇補のコナー・ウィルソン氏は「もう少し大きな夢を見たほうがいいんじゃないか」とダメ出しされ、会場は爆笑に包まれていた。

　発表会にはハーマイオニー役の中別府葵、早霧せいな、ロン役のエハラ、竪山隼太、ハリーの次男アルバス役の藤田悠、福山康平、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス役の門田宗大、斉藤莉生、マクゴナガル校長役の榊原郁恵、高橋ひとみらが参加した。本作は7月8日から12月30日まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演され、2023年1月以降も継続される予定。