市原隼人、「おいしい給食」は過去の現場の中で一番過酷「記憶がないんです」
俳優の市原隼人が14日、都内で行われた映画「劇場版 おいしい給食 卒業」公開記念舞台あいさつに登場した。当日は共演者の土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督も登壇し、同作の撮影裏話などを明かしていた。
市原隼人、映画「劇場版 おいしい給食 卒業」の撮影秘話を語る
俳優の市原隼人が14日、都内で行われた映画「劇場版 おいしい給食 卒業」公開記念舞台あいさつに登場した。当日は共演者の土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督も登壇し、同作の撮影裏話などを明かしていた。
一般公開後の舞台あいさつがこれまでできなかった同作。市原は「この作品がシーズン2となり、同作が生まれたのは、応援してくださるファンの皆様のお気持ちのたまものです。本当に本当に本当にありがとうございます」と頭を下げた。
完成披露試写会では涙を見せていた市原。その理由を市原は「コロナ禍になって、いろんなことを考えたんです。僕らが生きている映画やドラマは衣食住と違って、なくても成立してしまうんです。だからこそ、必要とされるために試行錯誤しながら、作品の存在意義をスタッフと共演者と見つめ続けています。この作品は0歳から100歳まで楽しんでもらえるキングオブポップにしたいと思って製作してまいりました。僕らはお客様のために現場に立っています。なので、久々に皆様とお会いできたときに、うれしくて、涙がこらえられなくなってしまいました」と時間をかけて説明をした。
MCの綾部監督から「気に入っているシーン、思い出はありますか」と質問が上がると、市原は「全てに思い出があります。僕もいろんな現場に携わってきたんですけど、この作品が一番、過酷でハードでした。あの、記憶がないんです。40度の中で本当に1日1日を乗り越えるのに必死でした。現場で燃え尽きることができたら本望だなと思いながら奮闘してましたね」と振り返っていた。
同作は1980年代の中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と生徒・神野ゴウ(佐藤)による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディ。劇場版第2弾となる今回は、長く続いた給食バトルが、宿敵ゴウの卒業によって終止符を打つまでを描く。