お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶが10日、東京・渋谷モディで行われた“とろサーモン久保田和靖個展「なぐりがき」お披露目会見”に、お笑いタレントのジミー大西、お笑いコンビ「野生爆弾」のくっきー！とともに出席した。

　久保田が自身初となる個展「とろサーモン久保田和靖個展　なぐりがき」を10日より渋谷モディにて開催。同個展では約50もの絵画を展示し、会場では原画作品を展示・販売や、作品をモチーフとしたグッズも販売。また、個展開催期間中に久保田によるサイン会も実施する。

　個展を開催しようと思ったきっかけを尋ねられた久保田は「相方が国立劇場でお芝居とかやって時間があって、漫才と営業が全部飛んだので、そのストレスの数だけ絵の具の色があると思ってもらえれば」と答え、元から絵を描くことが好きだったのかと問われると「11年くらい前に麒麟の川島（明）さんの家で絵を描いて、そのときに褒めてもらって『続けてみたら』みたいなのがあったんですが、続けずに、最近（2～3か月前）になってまた描いたって感じです」と経緯を説明。

　同個展には1円から100万円の絵が展示・販売されているが、久保田は「売れるかどうか分からないので、この場を通してメディアが1番伝わりやすいので、ぜひ前澤（友作）社長とかにも来てほしいですね。あとYouTuberのお金持ちの人にも来てほしいです」と呼びかけて笑いを誘った。画家として成功してお金持ちになったら何をしたいか追求されると「絵の具って色が大事なので、吉本の本社を全部絵で塗りたい。きれいな色で。ブラックじゃないですか」とコメント。これを聞いたジミーとくっきー！はカメラの画角外へと逃げ、くっきー！は「吉本にけんかを売って得なんかないぞ！」と突っ込んで笑わせた。

　また、日頃からジミーに相談をしていたそうで、改めて久保田の作品を見た感想求められたジミーは「僕が20年かかってやっとここまで来たものを、何か月でやってしまうから…」と嘆きつつ、「本当に素晴らしいなと思います。僕はもう追い抜かれるだろうなと思うくらいの才能です。すでに追い抜かれています」と絶賛。くっきー！は「やっぱり久保っくんが描くような絵だなと思いました。ポップの中に狂気がありますね。絵ってまともじゃない人が描く風潮がジミーさんを筆頭にあるので」と語った。

　さらに、今後も画家活動は続けていくのか尋ねられた久保田は「続けていきたいと思います。漫才もチャンピオンを取りましたし、ラップもやって、次は絵というカードですね。まだ出していないカードでソフトテニスというのがあるんですけど、そっちも出していきたいと思います」と野望を明かした。

　イベントでは、3人によるライブペインティングも行われた。