映画「死刑にいたる病」の公開記念舞台あいさつが7日、都内で行われ、ダブル主演を務めた阿部サダヲ、岡田健史のほか、出演の岩田剛典、メガホンをとった白石和彌監督が参加した。

　映画は、櫛木理宇氏による小説が原作。少年少女24人を殺害した容疑で逮捕された榛村大和（阿部）が、犯した罪のうち1件の冤罪証明を面識のあった大学生・筧井雅也（岡田）に依頼するというストーリー。

　岩田は雅也の行く先々に現れる謎の男・金山を演じた。金山は長髪で、髪で顔が半分隠れているキャラクター。普段とギャップのある役で「僕のことをどう思っていたんだろうと思った（笑）。これだけ長髪の役はないし、こういう役も初挑戦だった」と振り返った。自身の長髪姿には「母親に似ているなって。長髪にすると面影あるなって。ちょっと目覚めてしまいそうだった」と語った。

　映画タイトルにかけ「病的にハマっていること」を発表するコーナーでは、岩田は「ベランピング。天気がいい日にしかできないけど、ベランダでコーヒーを飲んだり、料理を食べたりするのにハマっていますね」と紹介した。

　舞台あいさつには女優の中山美穂も登壇予定だったが、体調不良により欠席となった。