バッドボーイズ佐田、バイクブームけん引 「お前のせいで旧車の値段が上がった」と“苦情”も
世の中では空前のバイクブームが起きている。新型コロナウイルスの流行で移動手段が見直されたほか、かつて単車を楽しんだ中高年世代が続々とUターン。さらに、バイクを運転したことのない若い世代にも熱が浸透し始めている。それをけん引したと言われるのがお笑いコンビの「バッドボーイズ」の佐田正樹(43)だ。自身のYouTubeで、愛車を紹介。ロケットカウルや三段シートなど、バイク仲間とともに往年のアイテムでカスタムする様子を公開し、大きな反響を呼んでいる。4月28日に新著「佐田のホビー」(KADOKAWA)を発売した佐田に、バイクの魅力を聞いた。
ロケットカウルや三段シート カスタム動画が反響
世の中では空前のバイクブームが起きている。新型コロナウイルスの流行で移動手段が見直されたほか、かつて単車を楽しんだ中高年世代が続々とUターン。さらに、バイクを運転したことのない若い世代にも熱が浸透し始めている。それをけん引したと言われるのがお笑いコンビの「バッドボーイズ」の佐田正樹(43)だ。自身のYouTubeで、愛車を紹介。ロケットカウルや三段シートなど、バイク仲間とともに往年のアイテムでカスタムする様子を公開し、大きな反響を呼んでいる。4月28日に新著「佐田のホビー」(KADOKAWA)を発売した佐田に、バイクの魅力を聞いた。(取材・文=水沼一夫)
佐田にバイクブームについて聞くと、印象をこう語った。
「バイク乗りは本当に増えているなと思います。まず教習所に入校できないというのが物語っていますよね。バイクを乗っていなかった人たちも免許を取り出しているという現状がある。みんな取れないって言ってますし、(藤森)慎吾も取るのは大変だったって言っていましたね」
YouTubeを立ち上げたのは、コロナの始まりとほぼ同じ2020年2月だった。その後、通勤や移動での密を避ける方法として、バイクや自転車が人気になった。バイクをいじって、ツーリングを楽しむ佐田の動画も注目を浴びた。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森のほか、「パンクブーブー」黒瀬純、「とろサーモン」村田秀亮などの単車仲間が登場し、こだわりのバイクをアピール。今や、約80万人のチャンネル登録者数を誇っている。
コメント欄には、動画を見て、バイクを購入したという声が後を絶たない。若者の自動車離れが進む中、二輪は人気だ。複数の教習所に問い合わせると、合宿であろうと、すぐに免許を取れるところは皆無だった。「7月まで予約が埋まっています」「土日はかなり先まで…」「去年あたりからですかね。コロナがきっかけですけど、最近バイクもかなり人気なので免許を取られる方が多いです」。さまざまな要因があるとはいえ、需要に供給が追い付かない様子がうかがえる。
佐田のもとには直接“苦情”も届いている。
「『お前のせいでバイク買えなくなったろう』とか、『お前のせいで旧車の値段が上がった』とかよく言われますね(笑)。でもそれは僕のせいじゃなくて、みんなが欲しいと思って手に入らなくなったから、(値段が)上がったわけで」