国産スポーツカーが“ウマ娘”痛車に変身 オーナーは街乗り大好き20代女性YouTuber

もともと人見知りで引っ込み思案だった自身に変化

 イラストはと言うと、高校時代に同人誌のイベントに参加していた時に、知人のサークルのグッズの台紙イラストを手伝っていたところ、周囲から評判が良かったことから、高校卒業後にそのままフリーイラストレーターの道へ。看板製作の仕事にも携わっている。

 そして、YouTube界にも進出。もともと作っていたアカウントを2019年秋頃から本格化させた。車バイク系YouTuber・ふみっちょさんのアドバイスをもらいながら、ドライブ動画やイラスト動画に加え、バイク愛車のヤマハ・YZF-R25のツーリング、最近ではS2000でサーキットに初挑戦など、趣味全開で配信している。ちなみに、サーキットでは時速171キロを出したが、「全然怖くなかったです」。度胸も十分のようだ。

 YouTuberとしての独自の立ち位置も意識しており、「イラストと車のかけ合わせは、そんなにはないと思います。2つの界隈を行ったり来たりしているので、私の発信を通して、車好きの方にはアニメ・同人誌の世界を知っていただきたいですし、キャラクターを描く痛車に触れていただければ。アニメ好きの方には、車・バイクの楽しさを知ってほしいです。それに、先日サーキットの関係者の方と話しましたが、もっと皆さんが気軽にサーキットを楽しめるようになればとも思っています」。目指しているのは、まさに“懸け橋”だ。

 さらに、YouTubeに出演することを通して、「これまで家を中心にあまり表に出ることなく過ごしてきましたが、自分自身が外に出るようになってきました。YouTubeは今でも恥ずかしい気持ちもありますが、前よりは気後れすることがなくなってきました」。もともと人見知りで引っ込み思案だった自身の変化にもつながっているという。「車、バイク、アニメ、同人誌に“入るきっかけ”を提供できればと思っています」と、今後の意欲を口にした。

 S2000では、現在住んでいる福岡から岡山まで行ったことがあるそうだが、さらなるドライブの遠出の考えも。それに、車体にもっとキャラを描くことも構想しているそうで、「足したいけど、予備の部品を買ったりしないといけないこともあるので、まだ勇気が出ません(笑)。でももしやるとしたら、その時にハマっているアニメや漫画のキャラクターを描くと思います」。痛車のさらなる進化も楽しみだ。

□るきにゃ、フリーイラストレーター・YouTuber。車は「ホンダS2000」、バイクは「ヤマハYZF-R25」を愛車にしている。YouTubeチャンネル「るきにゃさんは陽キャになりたい」を運営し、ほかのYouTuberとのコラボにも取り組んでいる。愛猫は、中学生の時に拾ったメス猫・ルキ、19歳の時に引き取った保護猫のメス猫・ひなで、大事にかわいがっている。

るきにゃさんは愛猫ルキひなをイラストで擬人化してYouTubeグッズを作成している
https://rukinyasan.official.ec/

るきにゃさんの初めてのフルラッピング痛車制作動画「ママと娘で一緒に痛車を作るよ!」
https://www.youtube.com/watch?v=CtfRfHcuQaY&t=270s

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