お笑いタレントのコウメ太夫が26日、都内で行われた「リゲイン体操」のお披露目会に出席した。

　新商品「リゲイントリプルフォース」の発売にちなみ考案された健康体操にムーンウォークが組み込まれていることから、「第1回ムーンウォーク世界大会」（2013年）で準優勝に輝いたこうめ太夫に白羽の矢が立った。

　五輪柔道三連覇の野村忠宏さん、バルセロナ五輪競歩日本代表の園原健弘さんが見つめる中、ムーンウォークをスムーズに披露し、“銀メダリスト”としての実力を示した。

「小学校のときに、親友の男の子に、マイケル・ジャクソンの『スリラー』（のMV）を見せられて、はまっちゃったんです」と、ダンスのキャリアはお笑い以上に長い。

　野村さんと園原さんから「次は金メダルを目指してほしい」と熱く要望されると、「この間も、『出てください』と言われて参っているんです。金はちょっと無理」と戸惑いを見せていたが、オリンピアンの要望はスルーできない。

　イベント後の囲み会見では「さっきまで迷っていました。（自分は）金とか縁がない人なので。でも（挑むようにと）言ってくださると、もうちょっと上を目指してやるという気持ちを植え付けられたというか、そういう気持ちにならないといけないのかなって思いました」と、金メダル挑戦を控えめに宣言。さらに「ムーンウォークが健康にいいって聞いたんで、ムーンウォークをもっと広めていきたいなと思いました」と、ムーンウォークの魅力拡散に一役買うことを誓った。

　今月20日、誕生日を迎えた直後だが、「50歳、なっちゃいましたね」と気負いはなく、あくまでも自然体。「地道にやっている感じなので、今のまま、地道に続けようと思っていますね。無理矢理やると長続きできないというか、そんな気がしますので」と、金メダルを目指す以外はこれまで通りの姿勢を示した。