「レフェリー利用は完全に反則」 秋山準の指摘に高梨将弘は馬耳東風「ここはDDTのリング」

レフェリーを利用する高梨将弘とクリス・ブルックスのCDK【写真:DDTプロレス提供】
レフェリーを利用する高梨将弘とクリス・ブルックスのCDK【写真:DDTプロレス提供】

秋山の意気込み「俺はこれまでやってきたことを表現するしかない」

 パートナーのクリスとの交流も刺激になっている。英国マット界で世界のメジャー団体と絡んだり、インディー団体で大暴れしたり、高梨も驚くほどの経験をしている。

 CDK(Calamari Drunken Kings)とは「カラマリ(イカ)・ドランケン(酔っ払い)・キングス(王様たち)」。高梨とクリスの編み出した造語だが、もちろん2人は、3年前にクリスが来日してからの飲み仲間である。

「クリスは日本のビールが大好き。何でも飲む僕もビール党になってきた」と高梨。飲みすぎた失敗といえば「移動バスに何度、乗り遅れたことか」と天を仰ぐ。公にできないエピソードも数知れない。

 高梨は蝶野正洋、冬木弘道に憧れていたという。持ち前のトーク力は、この2人を上回るほどで、秋山とのトークバトルも「待っていました」というところかも知れない。

 かつて全日本プロレスで世界タッグ、ノアでGHCタッグを保持した秋山の“正論”も良く分かる。秋山は「DDTのファンはあいつらを求めているかもしれない。もしかしたら自分たちが悪者になるかもしれない。でも、俺はこれまでやってきたことを表現するしかない」と力を込める。

 高梨のいうインディーズのプライドも理解できる。5・1決戦はどんな闘いとなり、どんな結末を迎えるのか? 見逃せない。

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