堀口恭司、バンタム級残留を断言 再起へ“マッチョ化”誓う「食べまくって筋肉増」

米格闘技イベント「ベラトール279」が23日(日本時間24日)に米ハワイで行われ、RIZINバンタム級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)がパトリック・ミックス(米国)に判定負けを喫した。再起戦を白星で飾れず、2連敗となった堀口。一夜明けた24日(同25日)、取材に応じ、次戦までの“マッチョ化”を誓った。

堀口恭司【写真:ENCOUNT編集部】
堀口恭司【写真:ENCOUNT編集部】

一夜明けで報道陣に対応、次戦は「夏くらいに」

 米格闘技イベント「ベラトール279」が23日(日本時間24日)に米ハワイで行われ、RIZINバンタム級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)がパトリック・ミックス(米国)に判定負けを喫した。再起戦を白星で飾れず、2連敗となった堀口。一夜明けた24日(同25日)、取材に応じ、次戦までの“マッチョ化”を誓った。

 ジャッジ3者とも1ポイント差の判定負け。「相手の得意なパターンにはまってしまった」と敗因を分析した。

 相手のミックスは180センチ、自身より15センチも高く、リーチ差も大きかった。「フェイントにも動じない。どんどん前に出てくる。身長がでかいので、懐が深かった。すごいやりづらい選手でした」と認めた。

 21年12月には同級王者セルジオ・ペティス(米国)を追い詰めながらも、逆転KO負け。これで2連敗となった。

 次戦は「夏くらいにやりたい」と早期の再起をもくろむが、本人も明確な課題を感じている。

 元々はフライ級だった堀口。注目度が高くなく、試合がなかなか組まれない状況からバンタム級に上げた経緯がある。再度の転級についてはきっぱりと否定したうえで、「この階級にあった体を作るために食べまくって筋肉増やしていこうかと思っています」とパワーアップを誓った。

 バンタム級では小柄な堀口。計量から本番までのリカバリーで、大きな差が出ることも体感している。今回は当日、約5キロも相手が重かったようだ。

「大きい選手への対処法はもう少しやる必要がある。戻す体重とかも少しハンデがあるのかなと思うので。そこも少しずつなくしていければと思っています」

 普段の体重から増やし、パワー負けしない体に仕上げるつもりだ。

 敗戦の中で確かな収穫も感じている。「寝技は良くなってきている。(課題は)打撃のスキルを上げていく」。

 今後は日本に帰国し、英気を養う予定。今度はパワーアップした“ニュー堀口”を見せてくれるはずだ。

次のページへ (2/2) 【動画】体格差は歴然… 180センチのミックスと、165センチの堀口が向かい合った瞬間
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