俳優の猪野広樹が22日、都内で行われた主演舞台「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」のゲネプロおよび囲み取材会に高柳明音、松本幸大（ジャニーズJr.）、野澤祐樹（ジャニーズJr.）とともに出席した。

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　マンガ「賭ケグルイ」の作者である河本ほむら氏、河本氏の弟・武野光氏が原作とシナリオを担当した同名ゲームの舞台化。冤罪を訴えている囚人と被害者の関係者である執行人に別れてペアを組み、ユルキルゲームというそれぞれの過去の事件にまつわるゲームに挑んでいくストーリー。主演の猪野は無実の罪で10年投獄されている春秋千石（しゅんじゅう・せんごく）を演じている。

　原作のゲームは今年5月発売予定で、舞台が先行されて上演される。キャストは「実際にゲームはしていない」としたが、猪野は「情報としていただいていることはあります」とコメント。さらに「今回の舞台では誰が犯人なのかはっきりと明言されない。でもキャストの中で僕だけが犯人を知っている。役作りに関わるので教えてもらった」と明かした。すると高柳が「私は犯人知らないので早くゲームをしたい。そう言うと猪野が『教えてあげようか？』って。やめてくださいって言っているんです。すぐ犯人教えようとする?」と恨み節だった。

　稽古場でのエピソードを聞かれると、高柳が「猪野さんが『どうすればいいんだよ！』と叫んだとき着けていたApple Watch（のSiri）が反応して『よくわかりません』って言った。一瞬、役者が増えて面白かった（笑）」と珍エピソードを披露し、笑わせた。

　また、事務所の先輩後輩である、松本と野澤は劇中で兄弟役に。野澤は「先輩と後輩だし、もともと幸大くんにお兄ちゃん感がある。優しいし、本当に演じやすかった」と感謝すると、松本もうれしそうに「ありがとう」と笑顔を浮かべた。

　舞台は4月23日から5月1日から東京・ニッショーホールにて上演される。