キックボクシングの“神童”那須川天心（TARGET/Cygames）と、K-1のエース武尊（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が激突する「THE MATCH」（6月19日・東京ドーム）。22日にはアンダーカードが発表されるが、注目されていた平本蓮と元K-1 WORLD GPスーパーライト級王者・安保瑠輝也の対戦は暗礁に乗り上げている。

　発端はツイッター上での両者の舌戦だった。平本が「平本蓮VS安保瑠輝也決まったらどれくらいの人が興味あるのか気になるな。試合して欲しい人はいいねとリツイートで。マッチメーカーもTwitterでのファンたちの反応を見て試合決める事が多いって言ってたな。#6月対抗戦」と安保との対戦に意欲を見せ、ファンの反応を探った。

　さらに「あの大会多分俺と安保組まれないと武尊天心以外にあの金額のチケット売れそうなカードないでしょ。キック戻るわけじゃないし1発あいつと喧嘩するのも良いタイミングかと。安保相手なら1ヶ月だけキックの練習すれば余裕だからね」と本気度の高さをアピールしていた。

　この後、安保も「早く実現してほしいです。運営の方くれぐれもお願い致します！　両者はやる気満々です」などと言及していた。

　しかし19日に平本が「信じるか信じないかはあなた次第です」などと文面に記し、これまでのやり取りを打ち消すような内容を動画で発信。

　これに対し安保も「あと平本戦に関して俺は格闘技界を盛り上げれると思って楽しみにしてたけど俺の片想いみたいで、煽るだけ煽ってそれを遅めのエイプリルフールだのSNSだけ盛り上げて嘲笑ってるのがプロじゃねーなと思ったから平本はミュートにした」と怒りをにじませツイートした。

　20日には平本が「VS平本戦のおかげで安保も対抗戦の話題に乗れて6月に向けて一瞬でも白昼夢を見せてあげたんだから本当は感謝してほしいくらいだよ」と記し、消滅を示唆している。

　果たして両者の対戦は実現しないのか。22日の発表を待ちたい。