【DDT】竹下幸之介のライバル・上野勇希の覚悟「面白いモノを作っていく自信がある」
たまの休みもサウナとトレーニング「僕も最高にととのっている」
とはいえ、25年の歴史を誇るDDTの守るべきモノは守る。大好きなDDTの魂を譲るつもりはない。「楽しくて強いのが最強のプロレスラー」の大前提を守り抜くのが上野の使命なのだ。
実は「俺はDDTを引っ張ることができるのか」と不安が頭から離れないでいた。2020年11月、第4代ユニバーサル王者となり、21年8月まで10か月、王座に君臨しV6も果たした。DDTを背負う覚悟、自負はあったが、それでも「自分は、どうなのだろう」という思いが常に体中を巡っていた。
ここにきて「面白いモノを作っていく自信がある。DDTを面白くて強い団体にしていける」との信念が体心からみなぎるようになった。竹下が渡米し、遠藤との新たな闘いがスタートしたことで、上野本人は意識していなかった甘えが消え去ったのではないだろうか。
たまの休みもサウナとトレーニングばかり。「サウナとトレーニングの汗でリラックスできる。心身ともに、ととのうのだ。「大好きなサウナ店も増えている。その日の気分で選んでいる。王者も絶好調でしょう。僕も最高にととのっている」と5・1決戦が待ちきれない様子。
「自分を深く突き詰めることで、色々と見えてくる」と精神面でも充実期を迎えた上野に、不安はない。
次のページへ (3/3)
【写真】遠藤哲哉と激しい攻防を展開する上野勇希