崎山つばさ、音楽活動へ注力するのは「カラオケ大会で優勝しまくった祖父」の影響?
ファンとともに過ごす時間を大切に「すべては“マニアファースト”のライブにします」
――ファンの方にはこれからどんな音楽活動を見せていきたいですか。
「音楽の力が持つすごさを自分でも感じますし、音楽で感動する瞬間はたくさんあると思います。果たしてその中に自分が入れるのかどうかは分かりませんが、自分のできる限り、自分の音楽として伝えていきたいです。『感動させたい』とか、そういうおこがましいことは考えていないですが、1人でも多くの“誰か”に届けばいいなと思っています」
――ライブではどんなところが見どころですか。
「お話した通り、僕は全然ポップな人間ではないのですが、そんな男がポップなライブをするところが見どころです(笑)。これまでもコロナ禍でライブや舞台をやっていますが、これない方や、諦めていた方も多いと思うんです。そういう方たちとも今回のライブでは実際に対面して、一緒に時間を過ごせたらいいですね。僕は自分のファンの方のことを“サキヤマニア”と呼んでいるのですが、サキヤマニアの皆さんが何を見たいのかとか、どういう時間を過ごしたいのかを想像しながら、ライブのコンセプトや曲を決めています。すべては“マニアファースト”のライブにしますので、楽しみに待っていてください」
――ミニアルバムのタイトル「petit fours」にはどんな意味が込められているのでしょうか。
「フランス語で『スイーツの詰め合わせ』という意味です。前作は苦々しい曲とミルクのような甘い曲を混ぜたような『latte』(ラテ)というアルバムでしたが、今回はそのラテと一緒にスイーツとして楽しんでもらいたいという意味が込められています。今回もジャンルレスにいろいろな曲を詰め合わせたようなアルバムになっていますので、また新しい崎山つばさの音楽を聞いてもらえたらうれしいですね」
――1stアルバムが「ラテ」、2ndアルバムが「スイーツ」ときていますが、次回作の構想はありますか。
「次は……。締めのお茶ですかね(笑)」
□崎山つばさ(さきやま・つばさ)1989年11月3日、千葉県出身。2014年に舞台作品で俳優デビュー。15年、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの石切丸役で話題を呼ぶ。17年夏、舞台「煉獄に笑う」に出演し、11月に崎山つばさ with 桜menとしてCDデビュー。直近では、21年ドラマ「科捜研の女」にピアノ調律師・和田優役でゲスト出演、22年1月クールドラマ「パティシエさんとお嬢さん」、「WOWOW オリジナルドラマ 薄桜鬼」でそれぞれ主演を務めている。