崎山つばさ、音楽活動へ注力するのは「カラオケ大会で優勝しまくった祖父」の影響?

人気2.5次元俳優の崎山つばさが、自身2枚目となるミニアルバム「petit fours」を4月27日にリリースする。今回は収録曲全てで作詞を担当し、崎山の世界観を存分に味わうことができる。発売を記念したライブも開催予定で、今はその準備の真っただ中。自身の“ファン=サキヤマニア”を第一に考えているという崎山に、ミニアルバムとライブの話を聞いた。

4月27日に2ndミニアルバム「petit fours」をリリースする俳優の崎山つばさ。音楽活動についての思いを聞いた【写真:舛元清香】
4月27日に2ndミニアルバム「petit fours」をリリースする俳優の崎山つばさ。音楽活動についての思いを聞いた【写真:舛元清香】

崎山つばさが曲作りで苦戦したこととは「自分の中にポップな要素が薄すぎて…」

 人気2.5次元俳優の崎山つばさが、自身2枚目となるミニアルバム「petit fours」を4月27日にリリースする。今回は収録曲全てで作詞を担当し、崎山の世界観を存分に味わうことができる。発売を記念したライブも開催予定で、今はその準備の真っただ中。自身の“ファン=サキヤマニア”を第一に考えているという崎山に、ミニアルバムとライブの話を聞いた。(取材・構成=安藤かなみ)

――4月27日に発売されるミニアルバム「petit fours」では、収録される全5曲全てで自ら作詞を担当されました。作詞に対するこだわりはありますか。

「最初は『書いてみる?』と聞かれたことがきっかけでした。今となっては、自分が歌う楽曲は自分の言葉で伝えるのがとても大事だと考えています。自分の中にある言葉に説得力があると思っているので、なるべく自分の書いた歌詞で曲を作りたいですね」

――自身が主演されるドラマ「パティシエさんとお嬢さん」の主題歌でもある「(i+i)」は、これまでの崎山さんのイメージよりもかなり明るい楽曲ですね。

「『(i+i)』は、ドラマの世界観をどれだけ表現できるのかというところが難しかったです。今まで、ポップな曲を書いたことも、歌ったこともなかったので……。かわいすぎても、世界観に寄りすぎても違うし。そこの絶妙なラインは難しかったですね。

 ドラマの撮影を終えてから曲作りをしたので、やりづらさみたいなものは全くなかったのですが、自分の中にポップな要素が薄すぎて……(笑)。なので、いろいろと想像したり、調べたりして、ヒントを得ました」

――4月29日には東京・品川ステラボールで、5月4日には大阪・はんばHatchでそれぞれライブも開催予定です。

「ライブは昨年のBillboard Live 東京以来、8か月ぶりです。バックバンドがいる、いわゆるスタンディングのライブは2年ぶり。まずは自分が楽しむことと、来てくれたお客さまに楽しんで帰ってもらえるようなライブにしたいです。それが、今まで感じたことのないような楽しみになったらより一層いいなと思っています」

――俳優としての活動だけではなく、音楽活動にも精力的に取り組んでいらっしゃいますが、きっかけはあったのでしょうか。

「たくさんのきっかけが今に積み重なっていると思います。例えば、シングルを出したときのリリースイベントでファンの皆さんと直接触れ合った時間、初めてのライブで緊張しながらも盛り上がった時間、Billboardという格式の高いところでのライブ……。そういう1つ1つの積み重ねが今につながっているので、全部が1番で、全部がきっかけです」

――音楽には昔から親しんできたのでしょうか。

「思い返してみれば、兄も父もバンドを組んでいましたね。祖父も地域のカラオケ大会に出て優勝しまくっていた人なんです。トロフィーもたくさんありますよ(笑)。そうやって音楽は身近なものでしたけど、当時は音楽は聴くもので、自分がやるものだとは思っていませんでした。

 昔、スポーツをやっていたときは、試合に向かう車の中でよくQUEENを聞いていました。その名残なのか、今も聞いたりしますね。舞台の前にはよくOASISを聞いていることが多いです!」

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