【電波生活】伊東四朗は「無言で気遣いする人」 30年間共演の水谷加奈アナが明かす“愛され力”
記憶力の良さを指摘すると「ボケ防止」と笑顔
番組でよくしゃべる伊東と印象が違う。
「伊東さんは『家でも、しゃべるなと言われたら何十時間でもしゃべらないでいられる』という方。本当はしゃべるのがあまり好きじゃないのかもしれません(笑)。でもラジオはお好きなんでしょうね」
伊東のプロ意識だろうか。
「以前、伊東さんがのどを痛めて声が出ないことがあり、ピンマイクをして出演したことがありました。私が頑張らないと、と思ったら、伊東さんが番組開始早々、急に歌い始めたんです。雨の降っている日で、雨に関する歌を次々と。声が出ないことを意識されたくなかったのかと思います」
伊東の魅力は尽きない。
「記憶力が異常にいいです。小学時代の同級生の名前を出席順に今も言えます。円周率も1000桁まで言えます。ボケ防止だと言っています。私が、異常ですよねと言うと『異常四朗です』と言っていました。すごくきちんとした方で、会議室で電気を消して暗い中、1人でお茶を飲んでいたことがあり、灯りをつけたらと言うと『いや、もったいないから』と言うんです。使っていない場所に電気がついていると多分、消して回っています。家でも消して回っていると言っていましたから」
苦労した経験がそうさせるのかも。
「食べ物を残すとか捨てることができない人でもあります。文化放送でおやつが出ると『誰も食べないなら私が持っていくよ』。本当にもったいないというタイプの人です」
あえて欠点を聞いてみたが、なかなか思いつかないようで後日、メールで知らせてくれた。
「女性から人気があるのにいつも『オレはモテない』と本心から思っています。自分からカベをつくらず、いい加減モテるということを自覚してください!」
続けて吉田の魅力も聞くとチームワークの良さをあらためて感じた。
「伊東さんは人を傷つけることは絶対に言わず、優しい寛容なフォローをしますが、照美さんはあえて『本当におまえ、バカだな』と落として助けてくれます。すべってもツッコんで私を面白くしてくれる安心感。照美さんがいると安心して何でも思ったことが言えます。」
最後に伊東へのメッセージをお願いした。
「オレは100歳まで頑張るぞと言っていたので、照美さんが80代、私が60代と、超高齢なラジオ番組を目指したいです。伊東さんにはいつまでもタフマンでいてほしい」