ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級王座統一戦が9日、さいたまスーパーアリーナで行われ、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）が、9回2分11秒TKOでWBAスーパー王者・村田諒太（帝拳）を破った。ゴロフキンは試合後に村田への敬意を示している。

　激闘の末に、9回TKOで村田を破ったゴロフキン。試合後にはリスペクトの証として、自身のガウンを村田にプレゼントしていた。

　試合後のロッカールームでもガウンをまとった村田と2ショット撮影。自身のツイッターには「Arigato」とローマ字で感謝のメッセージを記し、2ショットを投稿している。ゴロフキンの顔には目立った傷は見られない。晴れやかな笑顔を浮かべている。

　リング上でのインタビューでは「素晴らしいファイトを見せてくれたムラタと、ムラタのチームにお礼と称賛の言葉を送りたい。拍手をお願いします」と会場のファンに呼びかけていたゴロフキン。最後まで村田への敬意を貫いていた。