川村ひかる、子宮内膜症・若年性更年期障害を乗り越えた過去 華やかな印象とは裏腹の“闘病”

「今の時代、女性にとってストレス社会になってきている」

 現在はもうホルモンバランスによる不快な症状はなく健康的な生活を続けています。しかし、もともと身体が弱いこともあり、食事の時間がしっかり取れないと低血糖症状が出てしまいます。空腹の時間が長くなると体調が悪くなるので、血糖値を下げないように糖質に気を付けて食事を分食することを心がけています。「ボーンブロススープ」と言って、手羽元などの骨付き肉を煮込み、ネギやニンニクなどの香味野菜を入れてスープを作り、マイポット(水筒)に入れて持ち歩き、ちびちび飲んでいます。アミノ酸やコラーゲンがスープに溶け出し、栄養化が高く血糖値も安定し不調が改善されます。自分がどういう体質かを知ることは不調を改善する上でとても大事です。

 こうした病気の経験から、発酵食品を取り入れた食生活についての講演や妊活マイスターとして妊娠を希望している女性に向けての講座、美容と健康がテーマのセミナー活動をしています。

 今の時代、女性にとってストレス社会になってきているように感じます。私のような一般的に言う高齢出産の方もいれば、育児をしながら仕事をしているワーママもたくさんおります。

 高齢出産を経験され、身体に負担が掛かりながらの育児…子供が落ち着いた頃にはあっという間に更年期がはじまり、閉経に向けて心と身体が変わってきます。
 しかしありがたいことに、子供は元気でパワフルに成長していきます。
 嬉しい気持ちがありながら学習サポートなど色々な面もでてきます。
 あぁ、もっと自分に時間があれば…なんて思う事が多々あります。女性は男性と違って日々、体調が変わるんです。それはホルモンバランスの影響を大きく受けているんですが、例えば月経の期間、体調が悪く苦しまれている方も多くいます。
 更には月経前症候群と言って、月経前から体調が悪くなり、1カ月の間の2週間も体調が悪くなる方もいるんです。でもこのような症状って男性には全てを理解してもらうことも難しく、身体の不調が心に繋がりイライラしてしまったり身体が疲れて思うように動けないことがあるんです。
 つまり、その日の体調によって気持ちまでも左右されるのです。不調を抱えながらも家事や育児に仕事とやらなきゃいけないことが山のようにあります。自分の経験を通して皆さんがより健康になって過ごしやすくなれば…。
 そう願いながら活動しています。

 □川村ひかる(かわむら・ひかる)、1979年10月18日生まれ、東京都出身。グラビアや数々のバラエティー番組での活躍を経て、発酵プロフェッショナル、オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート、こども分子栄養学アドバイザー、JAAアロマコーディネーター、健康管理士、野菜ソムリエジュニアマイスターなどの資格を取得。現在、一般財団法人 内面美容医学財団公認発酵腸活スペシャリスト・公認上級妊活マイスター(R)の講師を担当するなど、複数の資格を活かして健康やダイエット、アンチエイジングについての講演やセミナー、個別コンサルティングなどにも取り組んでいる。

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