ポール・マッカートニー、全154曲“決定版歌詞”網羅のビジュアル本 80歳迎える6月に発売

世界的なミュージシャン、ポール・マッカートニーのソングライター人生を追ったビジュアルブック「THE LYRICS」(株式会社リットーミュージック)が発売されることが決まった。ポールが80歳の誕生日を迎える6月18日にリリースとなる。

まな娘メアリーの撮影によるポール・マッカートニーの近影(2020年、イングランド・サセックスで)【写真:(C)Mary McCartney】
まな娘メアリーの撮影によるポール・マッカートニーの近影(2020年、イングランド・サセックスで)【写真:(C)Mary McCartney】

1960年代初頭に書かれたと思われるビートルズの未発表曲「Tell Me Who He Is」の歌詞も

 世界的なミュージシャン、ポール・マッカートニーのソングライター人生を追ったビジュアルブック「THE LYRICS」(株式会社リットーミュージック)が発売されることが決まった。ポールが80歳の誕生日を迎える6月18日にリリースとなる。

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 至高のソングライターが描いた154曲の自画像。ポール・マッカートニー著、ピューリッツァー賞を受賞した作家のポール・マルドゥーン編集で紡ぐ。訳・監修はザ・ビートルズ・クラブ。

 本書は、ポールが自身の人生と芸術を比類なき率直さで語ったものだ。取り上げているのは、少年時代の作品から、ビートルズにおける伝説の10年間、ウイングス、ソロ・アルバム、そして最近に至る作品までを網羅した全154曲。そこには作者自身によって初めて確定された“決定版となる歌詞”はもちろん、歌詞が書かれた状況、歌詞に書かれた人々、歌詞が書かれた背景、歌詞が生まれるきっかけとなった場所、そしてそれらに対して今になって思うことなどが、作品タイトルのアルファベット順に並べられている。その中には本書の制作過程でポールのノートから発見された、1960年代初頭に書かれたと思われるビートルズの未発表曲「Tell Me Who He Is」の歌詞も含まれている。

 また、ポールの個人的なアーカイブからピックアップされた手書き原稿やスコア、イラスト、手紙、写真といった、コアなファンにとってもこれまで目にしてこなかったようなアイテムも多数掲載されているのだ。

 本書によって、ポール・マッカートニーという人物、彼のインスピレーションの源泉、創作過程、そして、それぞれの作品が生まれた瞬間についてを詳しく知ることができる。これほどまでに偉大なミュージシャンを描いた本はかつてないだろう。

「この本によって、これまで知られていなかった僕の作品や僕の人生についての本当の部分を、みんなに見せることができてうれしい。僕は、僕の作品がどのようにして生まれたかについてできるだけ真摯(しんし)に語ったつもりだ。それは僕にとってとても意義のあることだったから、他の人にとっても、その内容が意味を持つことを願っているよ」(ポール・マッカートニー)

「ポール・マッカートニーとの5年間にわたる会話から生まれた本書は、限りなく彼の自伝に近い内容となっています。そしてそこで語られた、彼の創造プロセスに対する彼自身の洞察は、ポール・マッカートニーこそ英語における詩の伝統に基づきながらそれを押し広げていった重要な文学者である、という私の推測を裏付けるものでした」(ポール・マルドゥーン)

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