約9割が“止まらない”岡山県 「車の一時停止」啓発動画公開「最下位のレッテルを」

岡山トヨペット株式会社が6日、地元岡山県の意識改革を目的に「信号機の無い横断歩道での車の一時停止」を啓発するための動画を制作し、公開した。

岡山トヨペットが啓発動画を公開
岡山トヨペットが啓発動画を公開

自動車教習所を舞台にした動画を制作

 岡山トヨペット株式会社が6日、地元岡山県の意識改革を目的に「信号機の無い横断歩道での車の一時停止」を啓発するための動画を制作し、公開した。

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 公開された動画「止まろう岡山」のテーマは、「信号機の無い横断歩道での車の一時停止」だ。車の横断歩道の一時停止は、2021年に世の中の関心が高まり全国平均でおよそ10%改善されたが、岡山県は全国の伸び率と比較すると動きが鈍く、20年の全国ワースト3位の結果から、ワースト1位へ降下する結果になっている。

 本動画の舞台は自動車教習所でのマラソン大会。選手のゼッケンに都道府県を想起させる名字が記載されている。ゴール直前、一時停止線を見つけ、皆が足を止める。しかも道路脇には横断しようとする少女の姿も。しかし岡山くんだけは周りの選手や少女から受ける白い目も気にせず、笑顔でゴールに突っ走る様子が描かれている。

 動画制作の背景について、POPSクリエイティブディレクターの田中淳一氏は、「信号機の無い横断歩道での車の一時停止ワースト1位を記録した岡山の意識改革がテーマです。昨年、この問題への世の中の関心が高まり、全国平均で10%近く改善されました。調査結果からすると岡山県の人たちも意識をするようになったのですが、残念なことに全国の伸びに比べるとその動きは鈍く、結果的に最下位というレッテルを貼られてしまいました。まずは、その事実についてしっかりと認識をしてもらい、岡山県の車の意識改革を促す契機を醸成していきます。いつの間にか車の運転に慣れ、慢心してしまいがちな運転者に、免許を取りたての頃、注意深く歩行者をケアしていたときの気持ちを思い出してほしいと、自動車教習所を舞台にし、岡山県が信号機の無い横断歩道での車の一時停止ワースト1位であることを印象的に伝えることを目指しました」と明かしている。

次のページへ (2/2) 【動画】「車の一時停止」を啓発するユニークな映像
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