25歳・井桁弘恵が早大人間科学部で学んだ“人の心理” 気付いた「笑顔」の重要性
女優の井桁弘恵(いげた・ひろえ)が、6日スタートのテレビ東京系ドラマParavi「メンタル強め美女白川さん」(毎週水曜、深夜0時30分、Paraviで3月30日から独占先行配信)に主演している。民放ドラマでは初の主演作だ。同作はツイッターの反響から書籍化された同名コミックのドラマ化。女同士のマウント、SNSでの誹謗中傷など、プチストレスがあふれる現代社会の中、他人の言葉に惑わされない最強美女・白川さんの姿を描いていく。文字通り、前に突き進む主人公だが、井桁自身にも、惑わされないために大切にしていることがあるという。
テレビ東京ドラマ「メンタル強め美女白川さん」で民放ドラマに初主演
女優の井桁弘恵(いげた・ひろえ)が、6日スタートのテレビ東京系ドラマParavi「メンタル強め美女白川さん」(毎週水曜、深夜0時30分、Paraviで3月30日から独占先行配信)に主演している。民放ドラマでは初の主演作だ。同作はツイッターの反響から書籍化された同名コミックのドラマ化。女同士のマウント、SNSでの誹謗中傷など、プチストレスがあふれる現代社会の中、他人の言葉に惑わされない最強美女・白川さんの姿を描いていく。文字通り、前に突き進む主人公だが、井桁自身にも、惑わされないために大切にしていることがあるという。(取材・文=西村綾乃)
井桁が演じる白川桃乃は、営業事務を務める25歳の女性。お気に入りのメイクやファッションに身を包んだ「カワイイ自分」が大好き。キラキラがあふれているが、同僚からは「ぶりっ子」と影口をたたかれている。まずは、井桁が好むファッションを聞いてみた。
「白川さんはスカートをなびかせて歩くタイプですが、私はメンズテーストのファッションが好きです。なので、自分とかけ離れているのでは……と悩んだりもしました。白川さんに近づくことができるように参考にしたのは、田中みな実さん。動き方などを見て、鏡で練習しました。田中さんや白川さんを見ていて思ったことは、自分磨きがすごい努力家だということです。白川さんは、上司からの印象を良くするために敬語をマスターしたり、陰で努力を重ねているのだと気付きました」
白川さんの解釈は独特だ。「ババア」と悪口を言われたときには、「私にそんなことを言う失礼な人の美意識は信用しない」と切り替えていく。マイペースを貫いているように見えるが、井桁は演じている中で見えてきたものがあるという。
「白川さんは、ただメンタルが強い女性と思われているけれど、そうではないんです。人からの言動に傷ついてはいるけれど、傷ついた自分の心を受け止めていく。その気持ちを客観的にとらえることで、上手に対処することができているんです。白川さんの場合は、高校時代に起きたある経験が、今の強さにつながっています。私も落ち込んだときは、自分の心の状態がどうなっているのかを客観的に考えるようにしています。もし、今、自分の意見を言えないなど悩んでいる人がいたら、『誰でも白川さんのようになれるきっかけがあるよ』と伝えたいですね」
井桁にとっては、民放ドラマでの初主演作。現場をまとめるにはどうすればいいのか、最初はプレッシャーに押しつぶされそうだったという。
「『ちゃんとしなくては』と気負い過ぎ、破滅しかけました。このままだと爆発すると気付いて、『まずは演技を全うしよう』と思い直しました。そして、現場を楽しめることができれば、空気を作ることができるのではないかなと考え直しました。毎回、アドリブを入れてくる野呂佳代さん、あざとい演技に悩んだ私を受け止めてくださった秋元才加さん。2人のお姉さんに見守られ、徐々に楽しいと思えるようになりました」