葉加瀬太郎、ド迫力の全国ツアーがスタート 40人超のオーケストラ従え「情熱大陸」で観客を圧倒
発表された秋公演は全国44公演を予定
中盤に差し掛かると「大好きな映画音楽を演奏したいと思います」と話し、葉加瀬が大好きな映画音楽の名曲を次々と披露。途中、インターバルを置いて後半に入っても映画音楽コーナーは続き、圧巻は「ウエストサイド物語」のメドレーだ。「Tonight」、「Maria」、「Mambo」とドラマチックな演奏に合わせて照明も七色に光り輝き、まるで映画の登場人物たちがステージで踊り出しそうな、そんな躍動感のある演奏で観客を魅了した。
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そして今回の話題の一つが、3月に放送されたスペシャルドラマ「津田梅子 ～お札になった留学生～」（テレビ朝日系）のメインテーマ「New Beginnings」の初披露だ。広瀬すずが演じる津田梅子の青春時代を「冒険」というテーマで描いた新曲は「ウエストサイド物語」の「Tonight」のリズムをオマージュしているという。大航海を想像させるオーケストラの演奏はまさに“ワクワク感”そのものだ。
ほかにもさまざまな曲が豪華で贅沢なオーケストラのアレンジによって披露された。
今回はオーケストラとの演奏ということで全体的にクラシカルな葉加瀬太郎の一面を想像する人も多いと思うが、あくまでその世界観は唯一無二の「葉加瀬太郎ワールド」。もちろんクラシックな要素はたっぷり詰まっているが、その中にポップスな味付けもあり、さらにソウルやロック、ワールドミュージックのエッセンスも入っている。そんな世界中の音楽を横断する“つなぎ役”として、どこからでも気軽に立ち寄れる入り口があり、どこにでも旅に行けるような出口がいつも用意されている。そんな気がする。
残念ながら春コンサートは全公演ソールドアウトしてしまったが、昨日、秋公演のスケジュールが発表された。秋は44公演と春公演を大きく上回る規模で開催される。
「さてと。次はどうやってみなさんを楽しませようか？」。演奏を終えて観客に手を振る葉加瀬の笑顔からそんな言葉が聞こえてきそうだ。
「葉加瀬太郎 秋コンサートツアー2022」
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