葉加瀬太郎、ド迫力の全国ツアーがスタート 40人超のオーケストラ従え「情熱大陸」で観客を圧倒

バイオリニストの葉加瀬太郎が3日、オーケストラコンサートツアーの初日を満員の富山オーバード・ホールで迎えた。

オーケストラコンサートツアーの初日を迎えた葉加瀬太郎【写真:井上嘉和】
オーケストラコンサートツアーの初日を迎えた葉加瀬太郎【写真:井上嘉和】

今年の春公演は全国15公演、4万人を動員

 バイオリニストの葉加瀬太郎が3日、オーケストラコンサートツアーの初日を満員の富山オーバード・ホールで迎えた。

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 葉加瀬がデビュー30周年を記念して2020年に行うはずだったフルオーケストラを従えての大がかりな全国ツアーは、直前までの入念なリハーサルもむなしく、コロナ禍の影響で延期を余儀なくされた。その1年後となる21年、ようやく実現したオーケストラコンサートは各地で大成功を収め、全国からアンコール公演を求める多くの声が寄せられた。

 その声に応える形で昨年に続き「葉加瀬太郎オーケストラコンサート2022」開催を決定。全国で15公演、のべ4万人の観客動員を予定している春公演。ツアー初日となった富山公演には全国から2000人を超える観客が会場に足を運んだ。

 開演時間となり、会場には坂本龍一さんのピアノナンバー「hibari」がBGMとして流され、それに合わせてステージ上に40人を超えるオーケストラとバンドのメンバーがゆっくりと席につく。昨年のオーケストラツアーに続いて、注目の若手指揮者、水野蒼生の指揮による壮大な「overture」(=序曲)が鳴り響くと、そこに葉加瀬太郎が登場。

 今回のツアーの1曲目に選ばれた曲は「情熱大陸」だった。普段は大トリとして演奏される名曲のメロディーを葉加瀬が奏でると、会場からは驚きに似た大きな拍手が起こった。オーケストラによる「情熱大陸」は、まさに大迫力のひと言。会場があらゆる音に包み込まれた。

「ようこそいらっしゃいました」。葉加瀬の挨拶が終わっても代表曲の演奏は止まらない。大冒険を予感させる壮大な「Another Sky」、弦楽器の音色がさらに切なく優しく響く「ひまわり」など、オーケストラでしか味わえない大きな音のうねりが何度も何度も体にぶつかってくる。

次のページへ (2/3) 発表された秋公演は全国44公演を予定
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