【RISE】天心に敗れた風音、僅差判定に悔しさ押し殺す「そこは出た結果だけです」
那須川天心(TARGET/Cygames)がRISEラストマッチで、風音(TEAM TEPPEN)に2-0(30-29×2、29-29)の判定勝利を収めた。天心はデビューから46連勝(うちキック41戦全勝)。最後まで天心を苦しめた風音は試合後、「負けはないやろうと思っていたので、それを言い出したらキリがない」と悔しそうに振り返った。
「負けはないやろうと思っていたので、それを言い出したらキリがない」
那須川天心(TARGET/Cygames)がRISEラストマッチで、風音(TEAM TEPPEN)に2-0(30-29×2、29-29)の判定勝利を収めた。天心はデビューから46連勝(うちキック41戦全勝)。最後まで天心を苦しめた風音は試合後、「負けはないやろうと思っていたので、それを言い出したらキリがない」と悔しそうに振り返った。
風音が、天心相手に意地を見せた。鋭い打撃を何度もクリーンヒットさせた。また天心に決定打を許さなかった。敗れはしたが、ジャッジ1人がドロー(29-29)、残り2人も1ポイント差と僅差だった。
試合後の会見では、「悔しいけど、大丈夫です。悔しいしかなかったですね。世界最高峰だなというのはリングの中で戦ってみて感じました。1番は相手のペースにならないこと、距離などいろいろやってきましたね。やってきたことは確実に出ている、無駄にはしていないと思う」と涙をこらえながら振り返った。
試合直後には何度も「クソっ!」と怒鳴った。微妙だった判定については、「僕の中では延長もあるのかなとは感じましたけれど、そこは出た結果だけですね。負けはないやろうと思っていたので、それを言い出したらキリがない」と潔かった。
試合決定直後から、“同門”の天心に対して対抗意識を燃やし続けてきた風音。「もう負けたくないです、今日は勝って絶対世界を変えると思ってましたから。僕らがやってきたことは間違っていない。何回も当てた感触はあった。これを乗り越えられたから何もこわくないなとは思いますね」と前を向く。
最後には「もう負けないので、これからも強くなっていくので、これからも注目してくれればと思います」と力を込めた。