【RISE】那須川天心の弟、15歳龍心がデビュー戦勝利 兄“卒業の日”第1試合飾る

立ち技打撃格闘技「Cygamaes presents RISE ELDORADO 2022 ~Tenshin Nasukawa Final Match」(2022年4月2日・代々木第一体育館)第1試合、スーパーフライ級(53キロ)3分3R延長1R

笠原直希に判定勝ちを収めた那須川龍心【写真:山口比佐夫】
笠原直希に判定勝ちを収めた那須川龍心【写真:山口比佐夫】

「RISE ELDORADO 2022」第1試合

立ち技打撃格闘技「Cygamaes presents RISE ELDORADO 2022 ~Tenshin Nasukawa Final Match」(2022年4月2日・代々木第一体育館)第1試合、スーパーフライ級(53キロ)3分3R延長1R

 那須川龍心(TEAM TEPPEN)が笠原直希(シーザージム)に3対0で判定勝ちを収め、デビュー戦で白星を飾った。

 天心の弟が大物ぶりを発揮した。デビュー戦とは思えない動きを龍心が見せた。

 1R、龍心は左のローキックから入る。笠原のミドルや前蹴りに対応していく。残り30秒、コーナーポストに追いつめると龍心の左フックが火を噴いた。当てるとパンチのラッシュ、ストレート、フック、アッパーカットのコンビを放った。

 2R、龍心の目はさえており、距離感を完全に掴んだ。相手が前に出てくれば、笠原の左足にローキックをコツコツと当てていった。相手の警戒を散らしたところで、終了間際にワンツーを当てた。

 3Rは序盤から打ち合いの展開に。それでも龍心が1歩リードしていた。ワンツー左アッパーのコンボ、右のハイキックも当てた。文句なしの3-0判定勝ちだった。

“神童”天心を兄に持つ15歳の龍心は、この日がプロデビュー戦だった。2021年に行われた「RISE Nova 全日本大会」の55キロ級トーナメント優勝、キックボクシング交流大会「Stand Up Aクラストーナメント」55キロ級優勝の実績を誇る。

 対する笠原はシュートボクシング3兄弟の三男である15歳だ。「SB全国大会」45キロ級で優勝した経験があった。

次のページへ (2/2) 【写真】龍心の弧を描くような右ハイキック
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