史上初快挙を成し遂げたレースクイーン・近藤みやびの誕生秘話 人生を変えたスロット台
シーズンを通して最も活躍したレースクイーンを表彰する「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー21-22」(以降:RQY)に輝いた近藤みやび(28)。史上初となる2度目の栄誉をつかんだ彼女にレースクイーンを志ざしたきっかけや今後について話を聞いた。
夢はベルーナドームでの始球式「地元・所沢に貢献したい」
シーズンを通して最も活躍したレースクイーンを表彰する「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー21-22」(以降:RQY)に輝いた近藤みやび(28)。史上初となる2度目の栄誉をつかんだ彼女にレースクイーンを志ざしたきっかけや今後について話を聞いた。(取材・文=中村彰洋)
――レースクイーンを始めたきっかけを教えて下さい。
「きっかけは、スロット(パチスロラブ嬢)を打っていたときに液晶の中に登場た水谷望愛さんです。かわいいと思って、調べたらレースクイーンをやっていることを知りました。レースクイーンって“昔”というイメージがあったのですが、そのときに初めて、今の時代にもレースクイーンというものが存在することを知りました。とにかく水谷さんに『会いたい!』、日常生活をしていたら絶対に会えないから『同じ仕事をすれば会えるかな?』と思い、それだけの理由でレースクイーンをやろうって思いました。それで、オーディションを受けたんです」
――レースクイーンに挑戦する前にモデル活動を始められています。芸能の仕事を始めたのはなぜでしょうか。
「高校を卒業して、ブライダルの専門学校に入りました。普通に就職しようと思っていたのですが、実際に職場体験をしたときに、『理想と違う』となってしまい、『ブライダルはいいや』ってなっちゃったんです。それで『何しよう?』となったとき、二十歳までずっとダンスをやっていたのですが、通っていたスクールのインストラクターさんに『正直ダンスでは、このままだと無理かもしれない。身長も高いし、モデルやタレントの道を目指したらどう?』みたいなアドバイスをいただきました。それがきっかけですね」
――水谷さんには実際に会えましたか?
「会えました! 『超かわいい! やば!』って感じでした。でも、緊張して中々、話し掛けられなくて……。周りの人に後押ししてもらい、一緒に写真を撮ってもらえました」
――水谷さんに会いたい思いだけで、レースクイーンを始めて、RQYを受賞するまでになったんですね。
「はい(笑)。でもレースのことやレースクイーンについて詳しくは知らなかったのですが、1年目からRQYという賞があることは知ってました。『やるからにはここを目指そう』という思いは、周りには言っていなかったけれど自分の中には秘めていました」