武田真治、YouTubeは「バカバカしいぐらいのことを」 所属事務所の手を離れての挑戦

サックスプレイヤー、俳優、タレントとしてマルチに活躍を続ける武田真治は、2020年からYouTubeチャンネル「武田真治のSHINJI TAKEDA」を開設し、今までのイメージを覆すような動画の投稿を続けている。なぜ動画配信を始めようと思ったのか。何を伝えようとしているのか。YouTubeへ込める思いを聞いた。

YouTubeへの熱い想いを明かした武田真治【写真:ENCOUNT編集部】
YouTubeへの熱い想いを明かした武田真治【写真:ENCOUNT編集部】

49歳で挑戦し続ける理由を明かす

 サックスプレイヤー、俳優、タレントとしてマルチに活躍を続ける武田真治は、2020年からYouTubeチャンネル「武田真治のSHINJI TAKEDA」を開設し、今までのイメージを覆すような動画の投稿を続けている。なぜ動画配信を始めようと思ったのか。何を伝えようとしているのか。YouTubeへ込める思いを聞いた。(取材・文=中村彰洋)

 20年6月に突如として公開された1本の動画。タンクトップ姿の武田が、人気漫画「北斗の拳」の主題歌「愛を取り戻せ」を“ガチ熱唱”する様子は反響を呼んだ。芸能生活30周年というタイミングで始めたYouTube。その理由を聞いた。

「コロナの影響が大きいかなと思います。コロナ禍で新しく収録するものがもっと減ると思っていたんです。自分が発信する場がなくなる、もっともっと狭まるのかなと思いました。後は“ステイホーム”ということだったので、当時は『筋肉体操』ですでに再注目していただいていたこともあって、自分にできることとして、家でできる運動を提示したり、家にいながら楽しんでいただけるエンターテインメントを何か提供しなきゃという思いがありました。そこでYouTubeを始めました」

 YouTubeにはこだわりが詰まっている。動画制作においては、あえて、32年間所属し続ける事務所・ホリプロの手を離れ、まったく異なる外部メンバーと組んでの撮影を日々続けている。

「ホリプロの人や担当マネジャーだと、世の中に出していくイメージ、発信していくイメージが偏っちゃうなと思ったんです。過去の武田真治のイメージの延長で何かしようということではなく、こんなことやらせたらバカバカしいぐらいのことをやろうと思いました。そういう発想をして、行動に移せる面白い人達に出会えたのが始めた理由でもあります。僕の場合は編集などはお任せして、外部のかたによる“武田真治イジり”をしてもらっている感じですね」

次のページへ (2/3) YouTube動画をきっかけにワールドリリースが決まる展開に
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