反町隆史、逆境の乗り越え方に持論「全て時間が解決してくれる」 角川春樹氏の“金言”も

反町隆史(48)はドラマ、映画で唯一無二の存在感を見せる、数少ないスター俳優だ。「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」(4月9日放送・配信スタート)で理想の上司、石沢課長を演じる反町が、“若いモン”だった頃を振り返った。

主演を務める反町隆史
主演を務める反町隆史

9日放送開始「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」で理想の上司役

 反町隆史(48)はドラマ、映画で唯一無二の存在感を見せる、数少ないスター俳優だ。「WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは」(4月9日放送・配信スタート)で理想の上司、石沢課長を演じる反町が、“若いモン”だった頃を振り返った。

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 ドラマ「今どきの若いモンは」は不安いっぱいながら、仕事に頑張る新社会人・麦田(福原遥)と、一見コワモテのできる上司・石沢課長のやりとりをユーモラスに描くコメディー。石沢課長は毎回、「今どきの若いモンは……」と口にして、麦田や視聴者をドキッとさせるのだ。

「僕も19のときから俳優をやってきて、どこか急いでいたところとか、がむしゃらにやってたところはありました。ただこの年になって、思うこともありますね。若いときは、目標は漠然とあれば、いいと思うんですよ。あんまり若いときに素晴らしい答えを出してしまったら、その先、『何をしたらいいのかな』と思ったり、燃え尽きちゃうこともあると思うんですよ。何でも継続するっていうことが大切だと思うから」

 若い頃は、先輩の背中を見て学んだことが多かった。

「でも、接しているときって、分からなかったりして、今になって分かったりする。結果として自分の心に響いていて、何か残っている。人とのつながりって、何かふとしたときに感じたり、少しずつ自分の身になっていると思うんです。結局、自身が何かを感じてなかったら、横でただ見ているだけですから」

“今どきの若いモン”には「いいものは、『あれ、よかったよ』と分かりやすく言ってもいいんじゃないかな。(このドラマは)若い人たちと絡んだとき、石沢課長がどういう言葉をかけたり、どういうふうに接するかが面白い。ただ真面目なことを言うわけでもなくて、ちょっと外しながらも、彼らの目線に立って、物事を解釈して言ったりもする。これは、なかなかできないことでもあるんですけどね」。

 自身が壁にぶつかったときはどう解決していったのか。

「悩んだ時期もありましたよ。ただ人に相談はしなかったな。自分で解決しましたね。悩みって、結局は、大きなことで言っちゃうと、全て時間が解決してくれるってとこでもあるんですよね。この言葉は角川春樹さんがお酒の席で言ってくれたことなんですけど……」と前置きする。

 角川春樹氏は「男たちの大和/YAMATO」(2005年)、「蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~」(07年)のプロデューサーで、監督引退作「みをつくし料理帖」(20年)にも出演している。

「『自分に向かい風、波が押し寄せているときは動かないで、死んだナマコのように生きてくのがいいんだよ』って。確かに、そうだなって思いましたね」と笑う。けだし名言。超大物映画人らしいユニークな言い回しには、反町も納得したようだ。

□反町隆史(そりまち・たかし)1973年12月19日、埼玉県出身。94年に俳優デビュー。97年「ビーチボーイズ」、98年「GTO」など話題作に立て続けに出演。主な出演作は「男たちの大和/YAMATO」(2005)、「蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~」(07)、「座頭市 THE LAST」「交渉人THE MOVIE」(10)、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)など。15年から「相棒シリーズ」に出演。

□WOWOWオリジナルドラマ 今どきの若いモンは
4月9日午後10時30分放送・配信スタート
【放送】毎週土曜午後10時30分(全8回)[第一回無料放送]【WOWOWプライム】
【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信(全22話)[無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】
※放送各回30分

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