アジア最大の総合格闘技「ONEチャンピオンシップ」の10周年興行「ONE・X」（26日・シンガポールスタジアム）の公式計量が25日、当地で行われた。ライト級マッチ（77.1キロ）に臨む元UFCファイター秋山成勲は76.3キロでクリア。元ONEライト級王者の青木真也も74.9キロで悠々クリアした。

　上半身裸の秋山はパンツを脱いで体重計に上がると、両手の人差し指を点に向けた。800グラムアンダーの76.3キロでクリアすると、会場からは拍手が上がった。

　普段の体重が90キロを超える秋山にとってはまず計量が大きなハードルだった。水抜きなしで13キロも落とす必要があり、「これだけ落としてやるのは初めて。今までは水抜きができたから問題なく行けたんですけどね」と明かしていた。

　ハイドレーション・テストによる尿比重（尿中の水分と水分以外の物質の割合を算出した割合）も「1.0074」で見事にクリアした。