AKB48・岡田奈々、加入10年でたどりついた景色「次に目指す場所はどこなんだろう」

「先輩方のようにいろんな場所で活躍したい」と意気込む岡田奈々【写真:舛元清香】
「先輩方のようにいろんな場所で活躍したい」と意気込む岡田奈々【写真:舛元清香】

6月にはミュージカル「マギ」に出演、活動の幅を広げて「ステージに戻ってきたときに『すごい集団だな』と思われたい」

 21年末に行われたAKB48内のチームをシャッフルする「組閣」では、正規メンバー昇格以来在籍していたチーム4から、グループのフラッグシップ的な存在であるチームAへの移籍が決まった。岡田は「びっくりですよね」とはにかみながらも、「カリスマ性のあるスターがそろっているイメージで、もともとチームAに憧れていたんです。みんなが憧れるかっこいいチームにしたい」と前向きだ。

 そんなグループの中心メンバーである一方で、自身のYouTubeチャンネルを開設し、芸能事務所エイベックス・アスナロ・カンパニーに所属して個人活動の拡大にも力を入れている。センターを経験し、その活動の場を広く求め始めた岡田は「AKB48という枠を超えて、自分1人でも頑張っていくんだというステージに、この10年でようやくたどり着けた」と胸を張る。

「加入当時(12年ごろ)は、いろんな先輩がいろんな方面で活躍しながら、劇場に帰ってきたりグループで歌番組に出たり……すごく多忙な日々を送っていらっしゃったので、今ようやく、その背中にだんだん追いつけているのかなって」と話したが、すぐに「いや、まだまだなんですけど」と謙遜するところも岡田らしい。

 とはいえ、今のAKB48も、日韓合同アイドルグループ「IZ*ONE」で研さんを積んできた本田仁美を始め、グループの象徴的な活躍を見せてきた小栗有以、センター経験もありポテンシャルを秘めた山内瑞葵など、タレントぞろいであることは間違いない。岡田も「先輩方のように、今のメンバーも一人一人がいろんな方面で活躍して、ステージに戻ってきたときに『すごい集団だな』と思われたい。私も、舞台やミュージカル、テレビなど、いろんなところで活躍したいです」と意気込む。

 6月からは、ミュージカル「マギ」にモルジアナ役で出演が決まっており、念願の2.5次元ミュージカルへの出演を果たす。すでに一部メンバーには出演を報告済で、「みんな忙しいと思うんですけど、『見に来てね』と言ったからには、いいステージにしないと。そういうプレッシャーを今からかけています」と笑顔を見せる。18年以来のソロコンサート開催にも意欲的で、「ソロの活動でもライブやイベントがたくさんできるようになれば」。“センターの次の場所”は、これからの活動で答えを見つける。

□岡田奈々(おかだ・なな)1997年11月7日、神奈川県出身。12年にAKB48に第14期生として加入し、13年にチーム4に昇格。シングル表題曲でセンターを務めたのは51stシングル「ジャーバージャ」、58th「根も葉もRumor」。22年1月に行われた「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で優勝した。また、17年から22年3月までSTU48のメンバーとしても活動した。

ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-

東京公演(天王洲 銀河劇場):2022年6月3日(金)~12日(日)
大阪公演(森ノ宮ピロティホール):2022年6月18日(土)~19日(日)

原作:大高忍「マギ」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)/脚本・作詞=浅井さやか/演出=吉谷晃太朗/出演=アラジン:宮島優心(ORβIT)、アリババ:猪野広樹、モルジアナ:岡田奈々、ブーデル:長友光弘(響)、ババ様:杉本美保、ゴルタス:小野塚渉悟、練白瑛:田中志奈、ジュダル:手島章斗(SOLIDEMO)/カシム:廣瀬大介/ジャミル:川久保拓司、 ウーゴくん:森川智之(声の出演)

公式ツイッター:@musical_magi
(C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会

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