「サザエさん×海と日本PROJECT」 まさかのコラボ実現に「びっくりしました」
日本財団が22日、都内で「サザエさん×海と日本PROJECT」発表セレモニー~豊かな海を次世代に~を開催した。
サザエさん、「海と日本PROJECT」とのコラボ特別番組も放送
日本財団が22日、都内で「サザエさん×海と日本PROJECT」発表セレモニー~豊かな海を次世代に~を開催した。
日本財団は海への興味関心・好奇心を喚起し、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくために、「海と日本プロジェクト」を実施。今回、世界一の長寿テレビアニメ「サザエさん」との共同した取り組みを2022年4月から開始する。
「サザエさん」は原作の故・長谷川町子さんが福岡県福岡市の百道の海岸を散歩しながら構想を練ったこともあり、主人公を中心とした登場人物には海の生き物や海産物の名前がつけられている。
今後、アニメ「サザエさん」ではオープニングで海をテーマとした情景を半年間に渡り放映。ほかにもフジテレビ系では、知られざる海の疑問をひもといていく「サザエさん」とのコラボ特別番組も放送。「海と日本プロジェクトイベント」とも連携するという。
日本財団の笹川陽平会長は「昨今は子どもたちの海離れが進んでいます。海が嫌い、海に行ったことのない子どもは4割もいるそうです。我々が『海と日本PROJECT』活動を進めてきたところ、長谷川町子美術館の川口館長が見ていただいて、『コラボしましょう』とおっしゃってくださって、びっくりしました。子どもたちにもっともっと海に親しんでほしいと思います。『サザエさん』という国民的番組を通じて海のことを知ってほしい。未来を背負う健康な日本人を作りたい」と抱負を述べた。
長谷川町子美術館の川口淳二館長は「『サザエさん』一家は皆、名前が海でございます。日本中の子どもたちが海に興味を持っていただくよい機会にしていただければと思います。家族や学校で話題にしていただければ、日本がよりよくなるんじゃないかと思います」と述べていた。