【RIZIN】一本勝ち翌日に結婚式の受付 異色会社員ファイターの本音「無事でよかった」
格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(2022年3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)第16試合RIZIN MMAルール(66キロ、5分×3R)
弥益ドミネーター聡志「試合が決まる前から、結婚式の予定が入っちゃって」
格闘技イベント「湘南美容クリニック presents RIZIN.34」(2022年3月20日、丸善インテックアリーナ大阪)第16試合RIZIN MMAルール(66キロ、5分×3R)
メインでは元DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志(team SOS)が萩原京平(SMOKER GYM)に1Rで一本勝ちを決めた。試合後の会見では異色のサラリーマンファイターらしい、本音を明かした。
同一人物とは思えない。リングを下りれば、どこにでもいそうなサラリーマン。だが、それがドミネーターの魅力かもしれない。
萩原を最後はグラウンドの展開に引き込み、三角固めでタップ。鮮やかな一本勝ちを決めた後、リング上では「めちゃくちゃアウェイでファンとか1人もいないんじゃないかと思ってなんですが……これで勘違いして、格闘技に専念しないように気を付けます」と言い、ファンの声援を浴びた。
強いけど、飾らない。サラリーマンは謙虚だ。試合後の会見では本音をのぞかせた。
「えーっと、なんか、こんな嬉しいんだって思いました。嬉しすぎてちょっと、あれだけ負けたとき泣きじゃくってるくせに、勝った時は感情が振り切れちゃって、何の実感も沸かないのが正直なところです」
2022年のRIZINナンバーシリーズの初戦のメインイベントという大役を任され、きっちり期待に応えた男ははっきりと安どしていた。
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冷静に萩原をドミネート