女優の岸井ゆきのが主演する映画「やがて海へと届く」（4月1日公開）の舞台あいさつ付きプレミア試写会に岸井、浜辺美波、杉野遥亮、中川龍太郎監督が登壇した。

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　引っ込み思案で自分をうまく出せない主人公・真奈を岸井が、その親友で自由奔放でミステリアスなすみれを浜辺が、すみれのかつての恋人・遠野を杉野がそれぞれ好演している今作。キャスト陣は海をイメージした青い差し色を取り入れた衣装で登場し、トークに花を咲かせた。

　本格的な共演は初めてだという岸井と浜辺。浜辺は岸井について「感性が素敵だから、仕草や表情に愛おしさを感じてしまう。素直に憧れを抱きました」とべた褒め。岸井は「こうやって言ってもらえると照れるんです」と赤面していた。

　今作では親友役を演じている2人は舞台上でも和やかな雰囲気。「女同士の関係は特別か？」と聞かれると、浜辺は「女性同士で取りつくろうことをしてしまう瞬間があるのは分かるかな。女性と会うときほどお化粧を頑張ってしまったり、気の遣い方が違ったり、弱い部分を見せすぎないようにしちゃうとか」とポツリ。「男女によってではなく、人によって気にしている部分がすごく違うのはありますよね」と岸井もうなずいていた。

　卒業シーズンについての話題になると、岸井は「教習所を卒業しました！」と免許を取得したことを報告も「1人で走るのは怖い。それから卒業したいです」と苦笑い。浜辺から「私は免許を持っていないので取りたい。うらやましい！」と言われると、「車は楽しいよ」と声を弾ませ、運転を怖がる浜辺に「怖がっていれば大丈夫」と優しくアドバイスした。浜辺は、約1年以上かけて免許を取得したという岸井に「長い闘いお疲れさまでした」とねぎらいの言葉をかけていた。