最先端設備でファッションショーも開催可能 “大型eスポーツ施設×エンタメ”の理由

来館者が視覚的にも楽しめる仕掛けが数多く用意されている【写真:ENCOUNT編集部】
来館者が視覚的にも楽しめる仕掛けが数多く用意されている【写真:ENCOUNT編集部】

ビジュアル面で好奇心を刺激「『なんだこれ!』という第一印象はすごく大事」

 最上級の設備によって、どのようなジャンルにも対応可能なステージを完成させた「スカイスタジアム」。それだけ力を入れて準備を進めた理由を、館長を務める長野弘毅氏は次のように説明する。

「eスポーツというジャンルに囚われずに、ファッションや音楽、ファンミーティングなど、さまざまなシーンで使える、情報発信できる施設になっていると思います。今までになかったジャンルのイベントを導入することによって、eスポーツに今まで触れていなかった人たちがこの施設に来る。イベントに参加してふと周りを見るとアリーナがあり、eモータースポーツがあり……。その方たちにとっても新しい発見につながると思っております」

 そして、XR技術に代表されるようなビジュアル面での充実も、館内を見ればかなり意識されていることが分かる。長野氏は「やはり『なんだこれ!』という第一印象はすごく大事です」と語り、「例えばeモータースポーツだけの施設や、PCが並んだ部屋だけの施設では、どうしても入りづらい。複合テーマパークであればいろいろな方が気軽に触れられる環境なのかなと思っております」と、意図を明かした。

 根底にあるのは、“食わず嫌い”になっているような人にもeスポーツの世界を体験してもらい、面白さを知ってもらいたいという思いだ。そのためにeスポーツとエンターテインメントを掛け合わせることで入口を可能な限り広げ、好奇心を刺激してくれるのが、「RED゜TOKYO TOWER」だ。

「eスポーツという言葉ばかり先行してしまうところもあるとは思うのですが、そうしたところに囚われず、『ちょっと足を運んでみるか』『遊びたいな』と気軽にお越しいただいて、『こんな世界があるんだ』と新しい発見をして帰っていただきたいなと思っております。ぜひ新しいエンタメ、刺激がほしい、新しいものを体験してみたいという方は、どんどんお越しください」(長野氏)

 東京タワーに生まれる新たなeスポーツの発信地は、4月20日にオープンを迎える。

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