日本最大規模のesportsパーク「RED゜TOKYO TOWER」が4月20日、東京タワー「フットタウン」内にオープンする。eスポーツだけでなく、さまざまなエンターテインメントを提供する施設となる予定だが、一部関係者に向けた先行オープンでは、プロ仕様を含む複数のドライブシミュレーターが目を引いた。その模様をレポートする。（取材・構成＝片村光博）

「RED゜TOKYO TOWER」は、東京のシンボルとも言える東京タワー直下にあるフットタウンに完成予定の“esportsパーク”だ。先行オープンされた5階では、多数のゲーミングPCが置かれた「アリーナ」や、最先端のXR映像システムを利用して音楽ライブやファッションショーも開催可能な「スカイスタジアム」、ポーカーが楽しめる「ロワイヤル」など、充実の設備が用意されている。

　その中でも広いスペースを割り当てられ、力を入れているのが、eモータースポーツのコーナーである「eモータースポーツエリア」だ。

　バーチャルのeモータースポーツとリアルのモータースポーツの2つの世界観を楽しめる空間として設計されており、人気ゲーム「グランツーリスモ」の最新作を巨大な筐体でプレイできるだけでなく、プロレーサーが実際に使用するレーシングシミュレーターなど、本格的な設備に圧倒される。

　プロレーシングドライバー“MAX織戸”こと織戸学氏が開発したシミュレーションマシンもあり、日本の“走り屋”仕様にカスタマイズされたマシンもあるから驚きだ。ほとんどのマシンが体験運転可能で、eスポーツ、モータースポーツのどちらかに少しでも興味があれば、足を止めずにはいられないようなコーナーとなっている。