皇治が天心×武尊「世紀の一戦」に「のっからない」ワケ 続々上がる参戦表明に違和感
“キックボクシングの神童”那須川天心とK-1のエース武尊の両者と対戦経験のある皇治。6月に「世紀の一戦」とも言われるビッグマッチが行われるが、これまでキック界・RIZINの人気を支えた“浪速のエンペラー”は「全くのっかるつもりはない」と断言した。その理由を本人に聞いた。
6月ビッグマッチ決定後の違和感とは?
“キックボクシングの神童”那須川天心とK-1のエース武尊の両者と対戦経験のある皇治。6月に「世紀の一戦」とも言われるビッグマッチが行われるが、これまでキック界・RIZINの人気を支えた“浪速のエンペラー”は「全くのっかるつもりはない」と断言した。その理由を本人に聞いた。(取材・文=島田将斗)
3日に行われた記者会見で皇治はビッグマッチに対し、「6月に関しては天心君と武尊君の大会。全くのっかるつもりはないし、2人がすごく盛り上がればいいなと応援しています」と出場に興味がないことを明らかにした。
2021年12月24日に決まった「世紀の一戦」。対戦の機運が高まったのは15年にまでさかのぼる。武尊の試合を観戦した天心が対戦をアピールし、武尊も「組まれればやります」と前向きな発言をしたことで動きだした。
その後も両者は対戦への意欲をアピールするもののなかなか決まることはなかった。皇治は一連の騒動を「みんなで盛り上げようとほんまに思ってるならばもっと動いたらいいやんと。天心武尊が実現するようにみんな各々動いたら良かったやんか」と斬る。
さらに「そういうのせーへんのに、みんなSNSで『天心武尊やったらどっちが勝つ』とか怒られへん程度に再生数稼いだりしていた。そんなんじゃなくて自分がリスク背負って動いたのかキミたちはって」と続けた。
何もないところから始め、これまでキック界を駆け抜けてきたからこそ募る思いは大きかった。「リスク背負って動かんと、それで決定した瞬間に『出たいです』とか『だれだれとやりたいです』とか。それを武尊天心戦決まる前から言っていましたかと。、言ってないですよね」と違和感を口にした。