女優の夏樹陽子さんが自身のYouTubeチャンネル「ようこそ！陽子TIME」で、愛車のフェラーリF355を紹介し、話題になっている。20年前に購入した約1700万円のフェラーリを大切に乗る一方で、最近になって2台目にトヨタのアルファードを購入した。華麗なる愛車遍歴とともに、夏樹さんの新たな夢を聞いた。（取材・構成＝水沼一夫）

　これからやりたいことは、物がほしいとかそういうのはないんですね。今度ベンツと交換してアルファードが来るんですけど、トイプードルのマカロンちゃんを乗せて一緒に旅行に行くのが楽しみです。

　それと、YouTubeを見てくださっているファンの方たちと、サーキットにでも集合して車談義でもおしゃべりできたらいいなと思っています。YouTubeを見ている方の中には355を乗っている方もいるんですよ。私と一緒で、「エンジン音いいですね」「僕も車乗りたいな」とかね、「一緒にドライブしている気分になりました」とかの感想をすごくたくさんいただいているので、そういう方たちと車談義ができたらいいな、それもサーキットでやれたらいいなと思っているんですよ。貸し切って。今年、私は女優業45周年ですし、記念の年なので、それはぜひ実現させたいです。

　20歳で免許を取って、初めて乗った車は、マツダのルーチェです。2代目にトヨタ・セリカXX、日産スカイライン、フォルクスワーゲン・シロッコと乗ってきました。その後は18歳のころから憧れていた真っ赤なポルシェです。フェラーリを手にする前に、ポルシェ911S、911SC、911カレラ カブリオレ、911ターボと4台乗りました。
　
　私はとにかく運転することが大好きです。助手席はあんまり乗らないですね。フェラーリのオーナーさんで、すごくいい車をたくさん持っていらっしゃる方の助手席は乗ったことがあります。あと「運転したい！」と言ってくる方は、「いいですよ」と乗せてあげることはあります。運転のうまい人ですよ（笑）。運転これダメそう、無理だなという人に運転はさせないですし、嫌ですね。たまにタクシーの運転手さんにも「運転代わりましょうか」と言っちゃうこともあります（笑）　「いや、お客さん勘弁してください」と言われますけど。

　中にはひどい運転の人もいるんです。外国はすごかったですよ。ロシアに行った時なんか、ものすごい運転手さんで、アイスバーンなのに飛ばす飛ばす。もう生きた心地しなかったですね。ロシアは広いから4時間も5時間も走るんですよ。もうまいりましたね。本当、命縮まったなと思いました。

　反対に運転がうまい人もいるんです。「世界の村で発見！こんなところに日本人」という番組でロケに行ったとき、オンボロのタクシーに乗ったんですけど、その運転手さんがぬかるみの道を走ったんです。それがうまいんですよね。すっごい運転するんですよ。いろんな国に行ったから、いろんな人がいましたね。