俳優の中川大志と満島真之介が6日、埼玉県・深谷市で行われた「大河ドラマ スペシャルリレートークin深谷」に出席した。当日は420人の観客が訪れた。

　2021年放送の大河ドラマ「青天を衝け」と現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、それぞれの作品に登場する深谷市にゆかりの出演者を招いて開催されたトークイベント。昨年の大河ドラマのご当地となって、渋沢栄一の故郷として、地域の歴史を顕彰した盛り上がりを見せたが、今年の大河でも深谷市で生まれた畠山重忠が登場することから、引き続き、継承していく企画として実施された。

　観覧募集は約17倍の抽選となり、来場した観客は出演者の発言に聞き入った。

　前半は、「青天を衝け」から尾高長七郎を演じた満島が、昨年の大河ドラマで印象深いシーンなどについて振り返った。中盤は、「鎌倉殿の13人」から畠山重忠を演じる中川も登場。大河ドラマについての思いや、大河ドラマならではの俳優としての向き合い方などを語り合った。後半は、「鎌倉殿の13人」について、撮影の様子や共演者のエピソード、今後の見どころなどを披露した。

　中川大志と満島真之介のコメントは以下の通り。

○中川大志
「ここ何年かはイベントなどや、実際にその場所に訪れることができない状況が続いていたので、こうしてお客様の前に立ち、深谷の方々とお話できたのは非常に貴重でした。今日は、満島さんに引っ張っていただいて、本当に楽しかったです。深谷市は、自分の育ったところに似ていて田舎のように空気が良く、皆さんからの大きな応援を感じます。「鎌倉殿の13人」には多くのそれぞれの地域を背負った御家人が登場しますが、自分は『深谷ねぎ』を食べて、『深谷代表』の畠山重忠として頑張って演じていきます」

○満島真之介
「『青天を衝け』放送前から、深谷市全体で渋沢栄一さんのことを盛り上げていたことをうれしく感じていました。これから新1万円札が発行されるに向けて、ますます盛り上がると思います。大河ドラマリレーイベントという、時代を超えて深谷の偉人でつながる、奇跡のような企画を立ち上げていただき、心から感謝しています。『青天を衝け』が終わったからこそ、もう一度、俯瞰で見えてくる部分がたくさんありました。全てがご縁でつながっているんですね。いつか、これをきっかけに中川君とも共演できるとうれしいです」