篠原涼子が濃厚熱演 Netflix「金魚妻」が日本の週間1位と大健闘の理由 演出はフジテレビ社員

放送ライターは韓国ドラマとの違いを指摘

 一方、1年前に日本配信されて以来、根強い人気を誇る韓国ドラマ「愛の不時着」の場合、1話が1時間11分、最終回の16話は1時間52分という映画並みの長さなので、視聴者はじっくり腰を据えて見る必要がある。その代わりドハマリする視聴者が増えるとリピートなどで総視聴時間も増え続け、ランキングに跳ね返る。

 韓国ドラマに詳しい放送ライターが指摘する。

「韓ドラは尺が長いだけあってせりふのやりとりや登場人物の感情の動き、背景描写、多彩な挿入曲などが余裕を持って盛り込めます。また主演クラスのギャラは日本のドラマの4~5倍といいますから役者は演技に全力を尽くす。そんなところが世界中のファンをとりこにしてリピート視聴を増やしている理由の一つです。『金魚妻』が地上波のドラマでは放送不可能な濃厚シーンを取り入れたところは冒険だったと思いますが、エンディングに至るまでの流れに“なぜ?”と疑問を持つ声がSNSで目立っていました。今後、日本発のNetflixドラマがたっぷりな製作費と時間をかけられるようになることを期待したいです」

「金魚妻」のヒットが次につながれば、日本ドラマの世界的評価にも影響を及ぼしそうだ。

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