篠原涼子が濃厚熱演 Netflix「金魚妻」が日本の週間1位と大健闘の理由 演出はフジテレビ社員

女優の篠原涼子とEXILE/三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典が体当たりの熱演を披露しているNetflixドラマ「金魚妻」(英題:Fishbowl Wives Season 1)が、「NETFLIX」日本のテレビ部門週間TOP10で韓国ドラマを抑えて1位をキープしている(2月21~27日集計)。前週(同14~20日)の1位に続く勢いで、今後のランキングに注目が集まっている。

Netflix「金魚妻」に出演する篠原涼子と岩田剛典【写真:(C)Netflix】
Netflix「金魚妻」に出演する篠原涼子と岩田剛典【写真:(C)Netflix】

1話あたり45分前後というテレビ局らしさ

 女優の篠原涼子とEXILE/三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典が体当たりの熱演を披露しているNetflixドラマ「金魚妻」(英題:Fishbowl Wives Season 1)が、「NETFLIX」日本のテレビ部門週間TOP10で韓国ドラマを抑えて1位をキープしている(2月21~27日集計)。前週(同14~20日)の1位に続く勢いで、今後のランキングに注目が集まっている。

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 原作は黒澤Rの同名漫画で、タワーマンションに暮らす既婚女性らの苦しみと新たな旅立ちをみずみずしく描いている。ネットでは濃厚なラブシーンが話題となっているが、夫(安藤政信)からDVやモラハラを受けていた主人公・平賀さくら(篠原)が年下の春斗(岩田)との出会いで人生を再生させていくストーリーに共感を寄せる声も多い。同ドラマは「NETFLIX」非英語ドラマ部門の世界ランキングで8位となっており、集計サイトのFlixPatrolによると1日現在ではバングラデシュ(9位)、香港(4位)、インドネシア(9位)、マレーシア(10位)などでトップ10入りするなど大健闘だ。

 監督を務めたのはフジテレビドラマ制作センターの並木道子氏。これまで永山瑛太が主演した「最高の離婚」(13年)、有村架純と高良健吾が主演した「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16年)、西内まりやが主演した「突然ですが、明日結婚します」(17年)など恋愛ドラマの演出に手腕を発揮してきた。「金魚妻」でも繊細な感情表現や男女の心のすれ違いを丁寧に描いており、最後まで飽きずに見ることができる。

 同ドラマの各話の尺(長さ)を見ると、1話「金魚妻」45分、2話「外注妻」43分、3話「弁当妻」41分、4話「伴走妻」41分、5話「頭痛妻パート1」45分、6話「頭痛妻パート2」38分、7話「改装妻」38分、8話「金魚妻」51分となっている。日本のドラマは1時間ものといってもCMを抜くと1話あたり45~50分程度となるので、「金魚妻」の各話もおおむねその長さとなっているところがいかにもテレビ局らしい。これぐらいの長さであれば1日で一気見が可能だ。

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