俳優の長谷川博己が主演を務め、綾瀬はるかと映画初共演を果たす「はい、泳げません」（2022年6月公開）の追加キャストが発表となった、併せて場面写真も解禁された。

　原作は、第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞しドラマ化もされた著書「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」や、第10回小林秀雄賞受賞の「ご先祖様はどちら様」などで知られるノンフィクション作家・高橋秀実の同名エッセー。映画「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画監督の渡辺謙作が、物語として大胆にアレンジを加えて脚本化し、監督も務める。

　主演は長谷川で、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司（たかなしゆうじ）を演じる。そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香（うすはらしずか）を演じるのは、綾瀬。NHK大河ドラマ「八重の桜」で長谷川と夫婦役で共演した2人だが、映画では本作が初の共演となる。

　今回解禁となったのは、2人の脇を固める個性豊かな追加キャストたち。

　過去のある出来事によって雄司と別れることになった元妻・美弥子（みやこ）には、世代を問わず人気を博す実力派・麻生久美子。小学生の息子を持つシングルマザーで雄司の現在の恋人でもある奈美恵（なみえ）には、近年の話題作に立て続けに出演し、躍進を続ける阿部純子。雄司の勤める大学の先輩で、心理学を教える鴨下教授には、小林薫。さらに、雄司と同じ水泳教室に通う中年女性たちには、名バイプレーヤーとして活躍する、伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美が参加する。