玉山鉄二、13年ぶり主演映画の撮影 気にしていたのは“セクハラ”「保守的に動いていました」
俳優の玉山鉄二が26日、都内で行われた映画「今はちょっと、ついてないだけ」(4月8日全国順次公開)の先行特別上映トークイベントに、女優の深川麻衣、メガホンをとった柴山健次監督とともに出席した。
千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市が協力
俳優の玉山鉄二が26日、都内で行われた映画「今はちょっと、ついてないだけ」(4月8日全国順次公開)の先行特別上映トークイベントに、女優の深川麻衣、メガホンをとった柴山健次監督とともに出席した。
同作は作家・伊吹有喜の同名小説「今はちょっと、ついてないだけ」(光文社文庫刊)を原作に、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の柴山氏が監督を務め、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市の協力により製作。部屋に差し込む朝の光、コーヒーの香り、湖を渡る風……シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人たちの輝きが描かれている。
かつてスター・カメラマンだった寡黙な主人公・立花浩樹を演じる玉山は「カフーを待ちわびて」以来13年ぶりの映画主演となったが、初めて台本を読んだ際の印象を聞かれると、「ゆったりしている原作で、感情がたかぶるとかドラマっぽい部分があるわけでもないので、盛り上がりどころも含めて心配というか不安があったんですけど、(撮影前に監督が)いろいろとアドバイスをくださったので安心しました」と回顧。「ここ最近は謎解きであったり、スペクタクルがすごい作品が多い中、希少な作品に自分が出させていただけるのは大変感謝しています」と笑顔で語った。
また、深川と初共演しての感想を求められた玉山は「珍しく40代オーバーのおじさんたちにスポットが当たるような作品で、そんな中、唯一、世代の違う若い方が出てくださったんですけど、僕たちは世代が違うので何がセクハラに当たるか確認しながら言葉を発していたと思うんですよね。(音尾琢真、団長安田を含む)おっさん3人は、今の時代どれがセクハラに当たるか分からないじゃないですか。そこを気をつけながら日々、保守的に動いていました」と打ち明けて会場の笑いを誘った。
それをまったく知らなかったという深川が「皆さん、パパトークをしているのをほほ笑ましく聞かせていただいたり、玉山さんはお料理もお上手らしくて、すき焼きのおいしい作り方を聞いたので、実践してみたいなと思っています」と玉山とのエピソードを明かすと、玉山は「本当はそんなに料理はしないんですけど、そういう話はセクハラからは遠い話なので、そういう話をしておけば無難かなと思いまして」と本音を明かして深川を驚かせた。MCから「これまでに何かあったんですか?」と心配されると、「何もないですよ。やめてください、そういうの。記者の方がいらっしゃるのに。真っ白です!」と慌てていた。