神田沙也加さん代役を務める花總まり、舞台への思い明かす「彼女の分も一生懸命演じたい」
俳優の中川晃教が26日、都内で行われた「銀河鉄道 999THE MUSICAL」のオンライン制作発表会に参加した。当日は、共演する女優の花總まり、梅田彩佳、俳優の佐藤流司も参加し、意気込みを語った。
「銀河鉄道 999THE MUSICAL」 メーテル役は神田沙也加さんが演じる予定だった
俳優の中川晃教が26日、都内で行われた「銀河鉄道 999THE MUSICAL」のオンライン制作発表会に参加した。当日は、共演する女優の花總まり、梅田彩佳、俳優の佐藤流司も参加し、意気込みを語った。
同舞台は、1979年に上映された「劇場版 銀河鉄道999」をモチーフとして、漫画やアニメでは語られなかったキャラクターの過去を中心に作られている。制作陣には、新進気鋭の演出家・小山ゆうなをはじめ、脚本・歌詞には「デスノートThe Musical」などを手掛けた高橋亜子、音楽監督には映画「銀河鉄道 999」の主題歌などでおなじみとなるゴダイゴのミッキー吉野が参加する。昨年12月に急逝した神田沙也加さん(享年35)がメーテル役を演じる予定だった作品となる。
今回、出演者の会見に先駆け主人公の星野鉄郎役を務める中川がミッキー吉野の生演奏でミュージカルのメインテーマとなる楽曲「マイ・ディグニティ」を歌唱。伸びやかで美しい歌声を披露した。その後、中川とともにメーテル役を演じる花總、機械伯爵役を演じる佐藤、ガラスのクレア役を演じる梅田が登壇。神田さんの代わりに出演することになった花總は「突然のオファーで驚きました。さまざまな感情が交錯しているところです。神田さんが楽しみにしていた役なので、彼女の分も一生懸命演じたいと思います」と話した。
中川は作品について、「『銀河鉄道 999』がミュージカルになるということで驚いています。日本のオリジナルの作品なので、非常にやりがいを感じています」と明かした。また、中川は「今年で39歳なのですが16歳の役を演じるというのが…面白いですよね」とコメントし笑いを誘いつつも、重要な役について精いっぱい演じる考えを示した。
花總はメーテル役について、「世界中にファンがいるメーテルを演じるので、イメージを壊さないようにしていきたいです」と話した。梅田は「ガラスの役というのが初めてなんです。実際に家でガラスを触ってみて、最初は冷たいのですが体温を通して温かくなっていくのが分かりました。クレアを通して、そんな温かみを伝えて寄り添えるような演技をしたいです」と語った。
今回のミュージカルの衣装について、佐藤は「原作に忠実でありながら、無機質でラグジュアリーな衣装となっています。ただ、通気性が全く無くて保温性抜群なんです。機械の体の役なので、汗をかくのがよろしくなく対策を練っています」と裏話を明かした。
このミュージカルの上演を記念して、文化放送で3月5日に「中川晃教・花總まりのラジオ鉄道999」が予定されていることについて、中川は「ファンの皆さんに、向けてミュージカルの準備がスタートしたという気持ちを伝えたいと思います」とコメント。花總も楽しみにしていると明かした。
中川は今回の作品について「お客様に感動が伝わるステージを、心を込めて作っていきます」と話し、会見が終了となった。
日本青年館ホールで4月8日に初日を迎え、同18日まで上演される予定。