アジア最大の総合格闘技「ONEチャンピオンシップ」で、元DREAM、元ONEライト級王者・青木真也と元UFCファイター秋山成勲の対戦が決定。ついに“因縁”のカードが実現したが、秋山は青木の挑発を「彼は仕事を盛り上げたいだけ。仕事なんでしょ。だから薄っぺらい」とぶった切った。

　舞台は3月26日にシンガポールスタジアムで開催される10周年興行「ONE・X」。両者の対決ストーリーの始まりは、2008年9月の「DREAM.6」。青木が秋山に対戦要求をするも、カードは実現しなかった。

　昨年9月にはONEに所属していた2人に対してオファーがあり決戦の機運が高まったが、秋山が怪我を理由にオファーを断り、試合は消滅。同年11月の「Road to ONE: 5th Sexyama Edition」では、選手として出場していた青木が解説席にいた秋山に対して「（試合のオファーを）お前、なんで断ったんだよ！」と激怒。“場外戦”が繰り広げられ、大きな話題となった。

　因縁の2人がついに対峙するが、秋山は「まぁ待ってろよ。売られたケンカは買います。彼は何も知らないから言えるだけで、いろんな奴に噛みついて、それに乗っかるのもカッコ悪いし。うっせえうっせえと思いながら、いい加減めんどくさいし、格闘技人生そんなに長くないんで、時期なのかなと思います」と対戦を受けた理由を説明。

　その中で、青木が執拗に挑発を繰り返すことについては「メディアを使って、その壁に守られているから、本当のケンカを知らないんですよね」「俺のファンなんじゃない？　彼は仕事を盛り上げたいだけ。仕事なんでしょ。だから薄っぺらい」などと強烈に皮肉った。

　青木のことを「格闘家としてはリスペクトしている」ともいう秋山。それでも「売られたケンカを買って。勝って、2度と俺の前に現れるな。それだけの話ですね。本当のケンカを見せてやるから、まぁ待ってろと」と締めくくった。

　当日の試合は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」でライブ配信される。