【RIZIN】榊原CEO、クレベルを称賛 朝倉未来らが揃うフェザー級で「頭一つ抜き出た」

格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」(2022年2月23日、静岡・エコパアリーナ)。

会見に出席した榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

榊原CEOは2022年の開幕戦をどう振り返る?

 格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」(2022年2月23日、静岡・エコパアリーナ)。

 2022年の開幕興行には6025人が足を運び、静岡を拠点に置くクレベル・コイケはメインカードで貫禄の一本勝ちで、RIZINデビューからの連勝を4に伸ばした。

 他にもラウェイファイターの渡慶次(とけし)幸平はノーガードの打ち合いを制し、倉本一真は圧巻の1RKOで再起。あの山本喧一の息子・山本空良(そら)もこの日最速となる、1R35秒で仕留めるなど、会場を沸かせた。一方で、全13試合中7試合が判定決着。榊原信行CEOは「TRIGGERが今後も続いていくかどうか問われた大会だった」と総括した。

 TRIGGERシリーズの目的は、再生と原点回帰、発掘育成、地域の活性化。ナンバーシリーズと比べると、知名度では劣る。榊原CEOも「ひょっとするとPPVで見るファンのみなさんにとっては『誰これ?』という選手たちがたくさん出た試合だったと思う」と前置きした。

「我々のテーマが体現された。この地域を代表するクレベルと佐々木(憂流迦)がきっちりメインで締めてくれたこと。地方大会もメインを張れる選手がいることの大切さを感じつつも手応えを感じられた大会でもあります」と一定の評価を下した。

 メインカードについて「佐々木憂流迦が牙城を崩せるかという爪痕を残すような試合になりましたし、クレベルは地元のプレッシャーがあったと思う。ご両親も見に来て、奥様も子どもたちもいて、柔術の生徒たちもたくさんいるというのが力でもあるし、プレッシャーでもある」と分析。

 続けて「クレベルは8か月ぶりのリスタートという部分でナーバスになったかなと思いますけれど、さすがにフェザー級戦線で一つ頭抜き出たかなと思います。タイトルを要求するのにも当然の戦績ですし、ダイレクトでタイトル戦になるかは分からないですけど、挑戦者としてナンバーワンの候補者になったと思います」とコメント。

 フェザー級は朝倉未来や斎藤裕、堀江圭功、萩原恭平、王者の牛久絢太郎らタレントがそろう階級だが、その中でもクレベルが最上位だと評価している。

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