よしながふみ「大奥」が第42回日本SF大賞受賞 約17年、19巻で完結の超大作

第42回日本SF大賞が19日に発表され、よしながふみの漫画「大奥」が受賞した。

大奥(第19巻書影)
大奥(第19巻書影)

4月16日の贈賞式はオンライン配信へ

 第42回日本SF大賞が19日に発表され、よしながふみの漫画「大奥」が受賞した。

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 第42回日本SF大賞は、2020年9月1日から21年8月31日までの間に発表されたSF作品の中から、もっとも優れた作品に贈られる。22年2月19日、Zoomで行われた選考会(選考委員:草上仁・小谷真理・白井弓子・三雲岳斗・森岡浩之)の結果、「大奥」の受賞が決定した。「大奥」は21年2月26日に最終巻となる19巻が発売されている。

 贈賞式は、4月16日に代官山・蔦屋書店にて開催されるイベント「SFカーニバル」内で行われ、日本SF作家クラブ公式YouTubeチャンネルにてオンライン配信される。大賞受賞作には、正賞として賞状とトロフィー、副賞として賞金100万円が贈られる。

 よしながふみは1971年東京都生まれの50歳。「大奥」は2004年から連載を開始し、第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞(単行本1巻/06年)、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(同)、第13回手塚治虫文化賞大賞(09年)、2009年度ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(英訳版1、2巻/2010年)、第56回小学館漫画賞少女向け部門(11年)など、数々の賞を受賞。19年には「きのう何食べた?」で第43回講談社漫画賞一般部門を受賞している。

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