日本の渡航制限は「あまりに厳しく、非現実的」 外国人向けアンケートで67%が回答

日本の魅力を国内外に発信するシティガイド「タイムアウト東京」が、英語版ウェブサイトの読者を対象に「日本への旅行」に関するアンケートを実施。世界的にも厳しいと言われる日本の渡航制限について全体の67%が「あまりにも厳しく、非現実的」と回答、「制限が解除されればすぐに日本を訪れたい」という回答が58%を占めるなど、訪日意向の高さが明らかとなった。

シティガイドがアンケートを実施
シティガイドがアンケートを実施

英語版ウェブサイトの読者が対象 1228件の回答が集まる

 日本の魅力を国内外に発信するシティガイド「タイムアウト東京」が、英語版ウェブサイトの読者を対象に「日本への旅行」に関するアンケートを実施。世界的にも厳しいと言われる日本の渡航制限について全体の67%が「あまりにも厳しく、非現実的」と回答、「制限が解除されればすぐに日本を訪れたい」という回答が58%を占めるなど、訪日意向の高さが明らかとなった。

 タイムアウトは、1968年にロンドンで創刊されたシティガイド。ローカルエキスパートが編集するガイド手法が支持を集め、現在は、世界331都市59か国に展開、地域密着のガイドでありながらグローバルブランドというユニークな立ち位置となっている。2009年に事業を開始したタイムアウト東京は、日本語・英語のバイリンガルで、東京はもちろんのこと、地方も含めた日本の魅力を国内外に発信している。

 アンケートは21年12月21日~22年1月19日と22年2月3日~14日の2回にわたり、英語版ウェブサイトの読者を対象に実施。合計1228件の回答を得た。「いつごろ日本に旅行へ行きたいか」という質問では「観光客への渡航制限が解除されたらすぐにでも行きたい」が全体の58%を占めた。次いで「渡航制限が解除されてから数か月後」が28%、「渡航予定はない」が2%という結果に。制限が解除されたらすぐにでも行きたいと考えている読者が圧倒的に多い結果となった。

「日本で一番やりたいこと」では、世界有数の美食が集まる国ということが周知されているためか「飲食」が40%と高く、「観光地巡り」が31%、「自然を満喫する」が17%と続いた。「日本に旅行するために、どのような準備をしているか」という質問では、「やりたいことのリサーチ」(61%)、「ウェブサイトやSNSで旅のインスパイアをチェックしている」(20%)、「日本語を話す、読むことを学んでいる」(17%)などの回答が上がった。

 また、「日本の渡航制限に関するルールをどう思うか」という質問では、「あまりにも厳しく、非現実的である」が67%を占めた一方、「日本は国を守るために正しい判断をしている」は8%に留まり、現在の水際対策については厳しいと考える人が大多数のようだ。「どのような状況になれば、日本への渡航を検討するか」という質問では、「日本の隔離期間が廃止されたら」が50%、「たとえ制限があったとしても、国境が観光客に開かれたら」は29%、「新型コロナが落ち着いたら」は3%と、コロナ禍にもかかわらず日本への渡航への高い関心がうかがえる。

次のページへ (2/2) 【画像】渡航を検討する時期についての回答
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