ずん飯尾のガチな料理力 「ノンストップ!」人気コーナーはフードコーディネーターなし

お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹(53)が出演するフジテレビ系情報番組「ノンストップ!」の人気コーナー「ワリカツ! ~おトクな割引生活~」が、レシピ本になった。「ノンストップ! 『ワリカツ!』 Fan Book ずん・飯尾の開き直りごはん」(扶桑社)が、2月21日に発売される。芸能界きっての料理好き飯尾が提案する、カンタンでおいしい料理術とは?

料理好きのきっかけは小学2年で作ったサンドイッチだと明かした飯尾和樹【写真:ENCOUNT編集部】
料理好きのきっかけは小学2年で作ったサンドイッチだと明かした飯尾和樹【写真:ENCOUNT編集部】

レシピ本「ノンストップ! 『ワリカツ!』 Fan Book ずん・飯尾の開き直りごはん」発売

 お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹(53)が出演するフジテレビ系情報番組「ノンストップ!」の人気コーナー「ワリカツ! ~おトクな割引生活~」が、レシピ本になった。「ノンストップ! 『ワリカツ!』 Fan Book ずん・飯尾の開き直りごはん」(扶桑社)が、2月21日に発売される。芸能界きっての料理好き飯尾が提案する、カンタンでおいしい料理術とは?(取材・文=平辻哲也)

 飯尾は50代の星とも言える超売れっ子、テレビで見ない日はない。「開き直りごはん」は、食材、予算に制限がある中、飯尾が工夫をして料理した番組の人気メニューのレシピを始め、収録の裏側を描いた漫画や番組の歩みをまとめたもの。コロナ禍でおうちごはんの機会も増える中、レパートリーに悩む人、料理初心者の救世主になりそうだ。

「料理番組はやりたいと思っていたんですけど、レシピ本は意外でしたね。お話を頂いて『役に立つんですか?』と聞いちゃいました。この極限状態みたいな材料で作ることって、一般の人はないでしょ? と思ったんですけど、よく考えたら20代でこんなことしょっちゅうだったな、と。経済的に苦しんで、踏ん張っている学生が真似してくれたら」。

 料理好きのきっかけは、両親が共働きの公務員だったことから、小学2年のときにツナとキュウリをはさんだサンドイッチを作ったことだった。

「料理番組を見るのが好きだったんです。食べるのも好きだったんで、おいしそうだなと思って、じっと見ていました。『キューピー3分クッキング』『土井勝の紀文おかずのクッキング』、夏休みには昼にテレ東さんでやっていた『世界の料理ショー』とか。小学校3、4年のときに、おふくろとおやじにガスの使い方のテストを受けてから火を使えるようになって、カレー、生姜焼き、チャーハン、ナポリタンを作りました」

 下積みの20代には自炊も。「これがあったから、食費が少なく済みましたね。お金が底つきそうだなと思ったら、大量のカレーで持たせたりしました。昔からカレーは大好きで、食べ盛りのとき、家に帰ってくると、おふくろが玉ねぎとかジャガイモ、豚肉を炒めていて、カレーだと思っていたのに、豚汁だった時はガッカリしました。『豚汁かぁ』なんて、言うと、下げられちゃうんですけどね。出されたものはおいしく食べるのが我が家のルールでした」と笑う。

 一番好きなのは、やっぱりカレー。「明日から10日間断食する。その前の食事となったらカツカレーにいくんじゃないかな。カレーとトンカツが大好きなので。一品だけとなったら、チャーハン、餃子とか」。

 カレーは料理でも、いろんな場面で使っている。「刻む、炒める、カレー粉を入れる」は基本中の基本。「カレーが嫌いな方って、あまりいないですよね。あの香りが食欲をかきたてます。外食でもカレーで失敗することはあまりない。カレー最強です。料理はアバウトでいいと思っているんですよ。火が通りにくい物とかは小さく切る。肉だったら薄くする。焦げそうだったら火を消す、という感じ」。

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