子役出身の上原実矩、テレビのAD役で映画初主演 撮影中は寝る時間なし「AD役とリンクした」
藤井監督の最新作映画「余命10年」では小松菜奈の同級生役「食らいついていく」
特に、「新聞記者」(2019年)が日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝き、そのドラマ版がNetflixで配信中の藤井道人監督の存在は大きい、という。藤井監督は自身の映像レーベルで活躍する一方、ヒラタオフィスとマネジメント契約を結んでいる。
「日本アカデミー賞はあんまり近くにあるものではなかったのですが、そこにいけるんだと、思いました。手に届かないところにいってしまった、自分もそこにいきたい、という思いもありましたね」
その藤井監督の最新作映画「余命10年」(3月4日公開)では、主演の小松菜奈の同級生役で出演。さらには、初の主演長編映画「ミューズは溺れない」(浅雄望監督)が昨年11月の田辺・弁慶映画祭で最高賞の弁慶グランプリなどを受賞し、今後公開される。
「誰かの心を救える作品に関わっていたい。ありふれていますけど、そこは忘れちゃいけないと思います。大きい夢としては、Netflixなど世界に発信できる作品に出たいというものもあります。今すごく韓国ドラマが流行っているから、そこに乗っかろうみたいなものではなく、日本だったら、どうしたらいいんだろうと。それには、藤井さんのように、ガシガシと引っ張ってくれる方に、食らいついていくしかないですね」と、自身の成長を誓った。
□上原実矩(うえはら・みく)1998年11月4日生まれ、東京都出身。女優・モデル。主な出演作に、映画「暗殺教室」(15)「暗殺教室~卒業編~」(16)「来る」(18)、20年公開の「私がモテてどうすんだ」の中野あまね役で注目される。モデルとしてファッション誌にも出演する中、CMやMVにも多数出演。近作はドラマ「ユーチューバーに娘はやらん!」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「青葉家のテーブル」。待機作には「余命10年」(3月4日公開)、「ミューズは溺れない」がある。
衣装:ORANGE GERBERA